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三陸高速バス「宮古・気仙沼・仙台線」の実証運行。1日2往復。三陸沿岸道の利用で仙台駅~宮古駅間を4時間10分
2021年10月14日 18:18
- 2021年10月14日 発表
岩手県北バス(岩手県北自動車)と宮城交通は、三陸高速バス「宮古・気仙沼・仙台線」の実証運行を10月22日から開始する。今後の本格運行に向けて利用データの収集やニーズを調査を行なう。
2021年3月に三陸沿岸道路 仙台~宮古間が全線開通し、両都市間は一般道利用で5時間以上かかっていたところ、高速道路を利用することで仙台駅~宮古駅間を4時間10分でアクセスできるようになった。
実証運行を通じ、東北のゲートウェイでもある仙台から三陸沿岸への新ルートアクセスバスとして、また、三陸沿岸都市の周遊・移動の利便性を高める交通手段として、観光交流人口の創出を目指す。
期間は10月22日から2022年1月31日までの102日間。運行は1日2往復で、うち1往復は仙台空港への乗り入れも行なう。運行ルートは仙台空港(1日1往復のみ)~仙台駅東口~~気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ~陸中山田駅前~宮古駅前~~道の駅シートピアなあど(宮古市内)。
今回の実証運行は、観光庁の「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業」の採択を受けて行なうもので、併せて宮古の「本州最東端重茂半島魹ケ崎ガイド付きトレッキングバスツアー」などの誘客事業、震災学習を組み入れた「復興ツーリズムのモニターツアー」による交流人口創出事業も実施。宮古・気仙沼圏域の地元住民利用の促進も図り、今後の本格運行につなげる。