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前橋市のバス路線を6社が共同経営。本町ライン(前橋駅~県庁前)で等間隔運行
将来はバス乗り場再編やICカード導入も
2021年9月27日 14:30
- 2021年9月27日 発表
- 2021年10月1日 開始
国土交通省は9月27日、バス事業者6社から申請のあった「前橋市内乗合バス事業共同経営計画」による共同経営について、独占禁止法特例法に基づく認可を行なったことを発表した。群馬県前橋市内でバス事業者6社が共同してダイヤを調整する。
群馬県前橋市内の「本町ライン」(JR前橋駅~表町~本町~日銀前~市役所・合庁前~県庁前)を経由する、関越交通、群馬バス、群馬中央バス、上信電鉄、永井運輸、日本中央バスの6社11路線のダイヤを共同で調整。JR両毛線の運行ダイヤに合わせて、10時~16時の間、15分間隔の等間隔運行を実施する。これにより、路線維持と利用者の利便性向上を図る。
6社間では、停留所の設定を共通化するため、群馬バスではイオンモール線に日銀前バス製を新設する一方、ユーアイホテル前バス停を廃止する。
共同経営による運行は10月1日から段階的に実施。並行して地域公共交通活性化・再生法に基づく「地域公共交通利便増進事業」が実施され、JR前橋駅バス乗り場の再編や、ICカードの導入など、共同経営と相乗効果を発揮して利便性を向上させる取り組みが行なわれる予定としている。