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東関道 潮来~鉾田の休憩施設は行方市青沼に決定。麻生IC(仮称)から約2.5kmの位置

2021年9月16日 発表

東関道水戸線 潮来~鉾田間の休憩施設を、行方市青沼に設置することを決定

 国土交通省 関東地方整備局 常総国道事務所は9月16日、NEXCO東日本(東日本高速道路)や関係自治体らと実施した「東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)事業連絡調整会議(第4回)」を開催。同区間に設置される休憩施設の位置などを確認した。

 同区間は、東関東自動車道(E51)潮来IC~鉾田ICの延長約31km。用地取得の進捗は約98%。2014年度から開始した埋蔵文化財調査は区間全体の約99%の進捗率となっていることが報告された。

東関道 潮来~鉾田、工事の進捗

 2案から選定が進められていた休憩施設(SA/PA)の位置については、候補地を茨城県行方市青沼地先、東関道水戸線と主要地方道/県道2号 水戸鉾田佐原線の交差箇所とすることを確認。

 休憩施設は、地域振興施設併設型を基本に、麻生IC(仮称)~北浦IC(仮称)間の行方市域に設置することを確認済み。そのなかかなら、行方市青沼地先(県道水戸鉾田佐原線との交差箇所)、行方市両宿地先(国道354号との交差箇所)の2案から検討が進められていた。

 選定された青沼地先の候補地は、麻生IC(仮称)から約2.5km。既存の友部SAから約43km、佐原PAから約20kmに位置することから、道路利用者のサービス向上につながるほか、県道水戸鉾田佐原線は、市域とのアクセスに必要な交通機能が確保されていることから地域振興施設併設の適用性も高いとされている。

 両宿地先の候補地との比較においては、ほかのICや休憩施設と交通道線が錯綜しない点、台地部であることから異常気象時などに災害リスクが低く防災機能が発揮される点、地盤がよく広範的な軟弱地盤対策が不要である点などが評価された。

休憩施設の設置位置候補と比較結果
休憩施設候補地の比較