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岐阜・木曽川「川島大橋」は国が復旧へ。5月から通行止め続く

2021年9月3日 発表

国交省は、岐阜県各務原市の木曽川に架かる「川島大橋」を、国の権限代行で復旧することを発表した

 国土交通省は9月3日、岐阜県各務原市の木曽川に架かる「川島大橋」を、道路法に基づく国の権限代行による復旧を進めることを発表した。

 川島大橋は5月の豪雨の影響で右岸寄りのP4橋脚に傾きが発生し、5月28日22時から通行止めを開始。現在まで上流側の各務原大橋、下流側の平成川島橋へ迂回する必要が生じているが、交通量が1日1万台以上となる幹線道路でもあり、日常生活や経済活動に支障を生じている。

 岐阜県では対策検討会を立ち上げ。6月9日から、橋脚の倒壊を防ぐための緊急対策工事として、P4橋脚付近を固定のために埋め立て、P1橋脚~P2橋脚間を掘削する、瀬替え工事を実施した。

 しかしながら、今後の復旧工事は、橋脚の傾きの影響で橋全体がねじれた状態での工事となることから困難が予想され、早期復旧のため、国の権限代行制度による復旧を7月21日に要請していた。

 国では今後、被災した橋梁の撤去と、通学路を確保するための歩行者用仮橋の設置に着手するとともに、本復旧のための橋梁について、岐阜県と連携しながら工事を進めるとしている。

現在の川島大橋について