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ANA、下期の航空輸送計画を一部変更。ピーチと連携してネットワーク維持

2021年8月24日 発表

ANAが下期の航空輸送事業計画を一部変更した

 ANA(全日本空輸)は8月24日、下期の航空輸送事業計画を一部変更した。対象は10月31日~2022年3月26日。

 新型コロナウイルスの影響が続く一方、ワクチン接種が進み旅客需要の回復が想定されるため、国内線は羽田発着路線の一部増便やピーチ(Peach Aviation)との連携強化、国際線は出入国規制やワクチンパスポートの状況を見守りつつ、羽田~北米線の一部を成田に振り替えることで、アジア圏の接続需要に対応する。

国内線の変更

 国内線は羽田~新千歳(札幌)、羽田~福岡、伊丹(大阪)~那覇(沖縄)をそれぞれ増便。セントレア(中部)や福岡を中心にした北海道・沖縄方面の路線は、セントレア~新千歳/那覇、福岡~那覇/石垣を減便する一方、ピーチによる就航・増便によって、ANAグループ全体でネットワークを維持する。需要回復が見込まれる状況では機材の大型化や国際線機材による臨時便などを実施して、需給の変動に対応していくという。

国際線の変更

 国際線は、羽田の発着枠拡大に伴って予定していたサンノゼ、ストックホルム、ミラノ、イスタンブール、モスクワの開設を引き続き延期する一方、羽田~ワシントン、羽田~ヒューストンを成田発着に変更することでアジア~北米の接続需要に応えていく。