ニュース

NEXCO東日本、通行止めの横横道 逗子ICを「おおむね3か月程度」で暫定再開目指す

2021年7月19日 発表

横浜横須賀道路 逗子IC災害復旧に関する検討委員会の第1回検討委員会において逗子ICの利用をおおむね3か月程度を目途に暫定再開するよう応急復旧する方針を示した

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は7月19日、7月3日からの大雨の影響で通行止めとなっている横浜横須賀道路(E16)逗子IC(インターチェンジ)について「横浜横須賀道路 逗子IC災害復旧に関する検討委員会」の第1回検討委員会を7月16日に開催し、その結果を公表。暫定的な復旧で早期に利用再開を目指す方針を発表した。

 7月3日から大雨では、連続雨量が198.5mmと過去10年間が最も多く、3日間の降水量は既往の最大値に対し約1.4倍と累計雨量が著しく多く、地下水位の上昇により法面が不安定になって発生したものと推察。

 崩落土砂撤去後に、崩落部の測量や土質調査を行なったうえで設計、工事を行なう必要があるほか、周辺地域への影響を最小限に施工する必要があるため、復旧には相当な時間を要する見込みとなった。

 そのため、NEXCO東日本では、暫定的な運用によって早期に逗子ICの利用を再開するべく応急復旧を先行して実施。住宅地および作業時の安全確保を最優先して、住宅地側に抑止工を行なったうえで不安定と思われる土塊、下部の崩落土を除去。土留め壁などによる防護工により一般車の安全を確保することに留意し、「おおむね3か月を目途に暫定的に逗子ICが利用再開となるよう応急復旧を進める」との方針を示している。

被災時の状況