東武の特急スペーシア、デビュー当時のなつかしカラーになった車両をお披露目！

デビュー30年周年で当時のカラーリングになった特急「スペーシア」

　東武鉄道は、特急「スペーシア」に使用されている100系と、特急「りょうもう」に使用されている200型がデビューから30年を迎えたことを記念し、スペーシア2種類、りょうもう1種類のリバイバルカラー車両を運行する。

　第1弾として、スペーシアをデビュー当時のカラーリングに塗装して運行する車両を公開した。6月5日から運行する。

リバイバルカラーで塗装された100系スペーシア109編成。6号車側から

6号車側から。浅草方面に向く

6号車正面。前照灯が点灯

6号車先頭部分

6号車のみコンパートメントルーム車両

　100系のスペーシアは「Fast（速く）＆Pleasure（心地よい）」をコンセプトにホテルのような居住性を重視し、6号車はコンパートメントルーム（個室）になっている。浅草と日光・鬼怒川エリアを結ぶフラッグシップ特急として1990年6月1日にデビュー。2011年には外装をリニューアルし、東京スカイツリーのライティングデザインのコンセプトカラーの「粋」「雅」に加え、サニーコーラルオレンジ基調の3種類のカラーリングになった。2015年からは日光東照宮四百年式年大祭記念として、金色の「日光詣スペーシア」も運行している。

　リバイバルカラー車両第1弾では、デビュー当時のカラーリングとなるジャスミンホワイトを基調に、パープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジのラインが入るデザインとなっている。窓部はブラックラインを配したカラーリングで塗装している。

1号車側から。東武日光、鬼怒川温泉方面に向く

1号車側から

1号車正面。尾灯が点灯

1号車先頭部分

6号車「109-1」

5号車「109-2」

4号車「109-3」

3号車「109-4」

2号車「109-5」

1号車「109-6」

6号車にはコンパートメントルームのマーク

行先表示器はLED表示

英語表記と切り替わる

6号車と5号車の連結部分

5号車と4号車の連結部分

4号車と3号車の連結部分

スペーシアのロゴ

1号車と2号車の連結部分

車両番号表示

台車はボルスタレス式

VVVFインバーター

給水タンクとブレーキ系統

パンタグラフは菱形

　今回のリニューアルは外観の塗装のみで、内部の変更はない。6号車はコンパートメントルーム（個室）専用車両で、全6室を用意する。

回転式リクライニングシートの座席（写真提供：東武鉄道）

6号車は大人4人のコンパートメントルームとなっている（写真提供：東武鉄道）

　今年度中に2編成を塗装する予定で、5編成（102、105、107、108、109編成）がリバイバルカラーに切り替わる。また、内容は未定だが、101編成は別のリバイバルカラーで塗装され、200型「りょうもう」もリバイバルカラー塗装になる予定としている。

　なお、リバイバルカラーへの塗装の様子は、東武鉄道の公式YouTubeチャンネルで公開されている。

　この運行開始にあわせ、「スペーシア」リバイバルカラー記念乗車券を販売する。販売期間は6月5日から7月4日までで、価格は1セット1000円。浅草駅から大人600円区間、東武日光駅から大人200円区間、鬼怒川温泉駅から大人200円区間の乗車券と表紙のセットとなっていて、2000セット限定販売。販売駅は、浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、曳舟駅、北千住駅、春日部駅、栃木駅、新栃木駅、新鹿沼駅、下今市駅、東武日光駅、鬼怒川温泉駅。

「スペーシア」リバイバルカラー記念乗車券（写真提供：東武鉄道）