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古民家ホテル「BYAKU Narai(ビャクナライ)」8月4日開業。長野県・奈良井宿を改装
2021年5月27日 14:34
- 2021年8月4日 開業
47PLANNINGは、新ホテルブランドの第1号「BYAKU Narai(ビャクナライ)」(長野県塩尻市奈良井551-3)を8月4日に開業する。開業に先立ち、5月27日に宿泊予約の受付を開始した。
同社は、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている中山道の宿場町・奈良井宿において、 約200年前の伝統的建造物などを改修して小規模複合施設として利活用するプロジェクトに参画、企画プロデュースを担当している。
「BYAKU Narai」の客室は、複数の建物からなる全12室を用意する。かつて酒蔵だった「歳吉屋(トシヨシヤ)」や、曲物職人が暮らしていた「上原屋(ウエハラヤ)」という用途も間取りも異なるそれぞれの特徴を活かすことで、一般的なホテル客室とは一線を画した、古民家ならではのユニークな宿泊体験を提供するという。
敷地内には料飲施設、温浴施設もあり、レストラン「嵓 kura」では、奈良井宿の食材と地域に受け継がれる郷土料理・調理法をアレンジしたメニューを提供する。1793年創業の造り酒屋「杉の森酒造」で酒造りの主たる作業が行なわれていた場所を飲食空間として利用。遺構や建材を活かし、ガラス越しに酒造りの行程が見えるような空間となっている。
2021年秋に開業するバー「TASTING BAR suginomori」は、杉の森酒造の味噌蔵であった建物を改修したバー。日本一標高が高い蔵元で製造された鮮度の高い日本酒を味わうことができる。
温浴施設「山泉SAN-SEN」は、奈良井宿の生活用水であると同時に、日本酒製造の仕込み水として活用されている信濃川の源流である山の湧水を引き込んで利用している。日帰り入浴は2021年秋に開始する予定。