国交省、新しい「無電柱化推進計画」策定。5年で4000km着手

国交省が新「無電柱化推進計画」を策定

　国土交通省は5月25日、新しい「無電柱化推進計画」を策定した。

　近年の災害の激甚化や頻発化、高齢者の増加で無電柱化の必要性が一層高まっており、特に台風・豪雨時の倒木や飛来物による停電および通信障害が長時間化していることから、国交省では「次期無電柱化推進計画（案）」を作成、パブリックコメントの募集を行なっていた。

　今回作成した「無電柱化推進計画」は令和3年（2021年）を初年度として、「新設電柱を増やさない」「徹底したコスト縮減の推進」「事業の更なるスピードアップ」を計画のポイントに設定、今後5年間で約4000kmの無電柱化に着手するとしている。

　特に新設電柱は毎年7万本増加しているという現状を受け、増設要因の調査・分析を進めて削減のための方策を本年度内に取りまとめる。

　そのほか計画の詳細は、国交省のWebサイトで確認できる。