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緊急事態宣言、愛知県・福岡県を追加して5月31日まで延長

2021年5月7日 発表

記者会見を行なう菅義偉首相(YouTube首相官邸チャンネルより)

 政府は、4月25日~5月11日にかけて4都府県に発出している緊急事態宣言について、5月31日まで延長するとともに、愛知県と福岡県を対象地域に追加すると発表した。

 緊急事態宣言は、これまで東京都、京都府、大阪府、兵庫県の4都府県を対象にしていたが、5月12日から愛知県と福岡県が追加される。

 まん延防止等重点措置の対象地域についても、5月9日に岐阜県と三重県を追加。北海道、埼玉県、千葉県、神奈川県、沖縄県は5月31日まで延長となる。宮城県は感染状況が悪化しない限り、5月11日で終了となる。

 前回の4月23日の発表では、酒類またはカラオケ設備を提供する飲食店などに休業要請が行なうことが強調されたが、今回はさらに酒類の持ち込みを認めている飲食店に対しても休業要請を行なうとしている。一方、これまで休業を要請していた1000m 2 超の大型店舗については、20時までの時短営業と要請内容が緩和される。

 また、インドにおいて新たな変異株が確認されていることから、周辺のパキスタン、ネパールを含む3か国からの入国については5月10日0時から水際対策を強化する。出国前72時間以内の検査、入国時の検査に加え、入国後3日目・6日目にも再検査を行なう。これまで3日間としていた待機期間は14日間に延長。待機中の状況確認も強化する。あわせて日本への帰国(再入国)を前提とした3か国への短期渡航についても、当分の間、中止するよう強く要請するとしている。