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羽田空港で「フライングビュー」を活用した遠隔操作ロボット「JET」実証実験。俯瞰映像により空港スタッフが遠隔で案内
2021年3月11日 13:04
- 2020年12月 実施
JAL(日本航空)とOKIは、4つのカメラ映像を俯瞰合成し映像を表示するリアルタイムリモートモニタリングシステム「フライングビュー」を、羽田空港でトライアル運用中の遠隔操作ロボット「JET」に搭載する実証実験を行なった。
「フライングビュー」は、4台の魚眼カメラと映像合成部、表示部で構成。カメラの映像から周囲360度の俯瞰映像を合成し、表示された映像を自由な視点から見ることで広域のモニタリングが可能となる。
同実験では、空港スタッフが自宅などから「JET」を遠隔操作することで非接触・非対面での案内を行なった。羽田空港第1ターミナルで、搭乗手続きに関する案内や問い合わせに対応している。今回の実験では「JET」に「フライングビュー」を搭載し、人や設置物の存在、距離の直感的な把握に加え、人の表情や手荷物の識別、搭乗券・国際線を想定したパスポート記載内容の確認などによって有効性を評価した。これにより、空港スタッフが遠隔操作を行なう場合に、フライングビュー映像を用いることで操作性が飛躍的に向上することを確認したという。