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東急電鉄、踏切障害物検知装置(3D式/レーザー式)の設置100%を7月に達成

運転事故、輸送障害、ホーム転落事故などが大幅減少する見込み

2021年7月 達成予定

東急電鉄の3D式障害物検知装置

 東急電鉄は、世田谷線・こどもの国線を除いた全踏切に踏切障害物検知装置(3D式/レーザー式)の設置100%を7月に達成することを発表した。

 これまでも安全・安心を追求する取り組みとして、全駅のバリアフリールート整備100%達成、世田谷線・こどもの国線を除いた全駅のホームドア・センサー付固定式ホーム柵の設置100%、保有車両の車内防犯カメラの設置100%を実施した。2020年度のホーム転落事故件数は、2021年1月末時点で5件となっており、前年度1年間の10件を下回るペースで過去最少の件数となることを見込んでいる。

 また、事故の未然防止に加えて、異常発生時の早期運行復旧として田園都市線の異常発生時の折り返し機能強化のための増強工事に取り組んできた。2021年度上期に、渋谷駅~二子玉川駅間で列車の折り返し運転が可能な設備の供用を開始し、二子玉川駅での大井町線との接続が可能となることで、迂回ルートを確保し、利用客への影響を低減する。さらにこの設備によって、二子玉川駅~中央林間駅間での折り返し運転についても運行本数が増加する。

用賀折り返し設備
夜間作業の様子