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「TEJ東京商談会/トラベルフェスタ」は予定どおり1月7日~9日開催。事前登録・入場制限・空間除菌など対策徹底

日本旅行業協会定例会見

2020年12月24日 実施

ツーリズムEXPOジャパン 推進室長 早坂学氏

 JATA(日本旅行業協会)は12月24日、定例会見を開き、2021年1月7日に開幕する「TEJ東京商談会/トラベルフェスタ」について説明した。

「TEJ東京商談会/トラベルフェスタ」は、例年実施している世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)」が2020年度は沖縄開催だったことを受け、特別企画として東京で実施するもの。主催は変わらず日観振(日本観光振興協会)、JATA、JNTO(日本政府観光局)。

 会期は1月7日~9日で、会場は東京ビッグサイト。7日~8日が業界向け商談会、8日~9日が一般来場者を迎えるトラベルフェスタ(入場無料)となっている。なお、ツーリズムEXPOジャパンの東京会場は、例年ビッグサイトの東展示棟ほぼ全域を使って開催しているが、今回は商談会を西展示棟ホール3、トラベルフェスタを西展示棟ホール4で実施する。TEJを東京で開催するのは実に2年4か月ぶり。

 一方で、会見前日の23日に経済再生担当大臣の西村康稔氏が「東京都の大規模イベントの人数上限を5000人に制限」と再設定したことを受けて、ツーリズムEXPOジャパン 推進室長の早坂学氏は、「一度の入場者数を制限して5000人以下で実施できる」として、予定どおり開催することを説明した。

 具体的には、出展者・関係者・一般来場者すべてを事前登録制として、入場パスのQRコードを使って入退場と場内の人数を管理する。会期通しての来場見込みは商談会が2000名、トラベルフェスタが1万6000名で、特に問題になるのは後者だが、トラベルフェスタは1日を2枠に区切って1回あたり4000名とすることで、場内の出展者・関係者1000名と合わせて5000名以下を実現するという。また、事前来場者登録を行なうことで「誰がどの時間に来るか」、QRコードを使って「会場に誰がいるか」を把握することができるとしている。

 事前登録やQRコードによる入退場管理は沖縄会場でも実施していたが、沖縄になかった対策として、来場者が滞留しがちな商談会は「安定型次亜塩素酸ナトリウム噴霧器」を20台設置して空間除菌を行なう。

新しい生活様式に対応した旅の提案やオンライン化が進む

 東京会場での大きな変化として、商談会・トラベルフェスタともにオンライン化を挙げており、商談会はバイヤー272名、セラー327名でマッチング数は3054件(いずれも12月24日時点)。場内でのリアル商談に加えて、バイヤー/セラーの一方もしくは双方がオンラインで参加するオンライン商談も実施予定で、ハイブリッド開催になる。

 トラベルフェスタは国内44都道府県、海外22か国・団体から355企業・団体が出展を予定しており、内訳は海外80、国内137、そのほか138となっている。各出展者が新しい生活様式に対応した旅の形を提案したり、来場者がその地域の自然や文化・食を実際に触れたり食べたりできるほか、各地からのライブ配信や海外旅行の疑似体験コンテンツを多数用意されるなど、オンライン化が進んだイベントになる見込み。

一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長 池畑孝治氏(左)、ツーリズムEXPOジャパン推進室 石井悦子氏(中央)、ツーリズムEXPOジャパン 推進室長 早坂学氏(右)
TEJ東京商談会/トラベルフェスタ

会期: 2021年1月7日~9日
 TEJ東京商談会(業界向け)1月7日12時~18時、8日10時~18時
 トラベルフェスタ(一般向け)1月8日10時~18時、9日10時~17時
会場: 東京ビッグサイト 西展示棟
 TEJ東京商談会(業界向け)西3ホール(4階)
 トラベルフェスタ(一般向け)西4ホール(4階)
主催: 公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会、日本政府観光局