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第15回「地域ブランド調査2020」発表。都道府県魅力度ランキングは北海道が連覇。茨城県が最下位脱出で大井川知事もコメント

2020年10月14日 発表

第15回「地域ブランド調査2020」の都道府県の魅力度ランキング

 ブランド総合研究所は、第15回「地域ブランド調査2020」を発表した。

 全国で最も魅力的な都道府県は12年連続で北海道。市区町村別では京都市が51.9点で3年ぶり3度目の1位。2位は前年1位の函館市、同2位の札幌市が同点で並んだ。

 2019年まで最下位だった茨城県は3.7点アップで42位に。最下位には同じ北関東の栃木県が入った。

 茨城県の最下位脱出について茨城県知事の大井川和彦氏は、「本県の魅力度の順位が上昇したものの、魅力度ランキングの結果が、豊かな自然、食や観光、暮らしやすさといった本県の魅力の実態を十分に反映しているとは思っておりません。

 引き続き、コロナ禍において本県のさまざまな魅力の発信に努めていくなかで、首都圏の近接性、サイクリングやキャンプなどのアウトドア環境の優位性など、ウィズコロナ時代の新しい生活様式に合った魅力の発信を強化し、皆さんがワクワクするような『魅力度ナンバーワン』の県を目指してまいります」とコメントしている。

魅力度の上昇度のランキング
第15回「地域ブランド調査2020」の市区町村別の魅力度ランキング

 地域ブランド調査は、ブランド総合研究所が年1回実施している調査で、2006年にスタート。全792市(2020年4月末現在)と東京23区、地域ブランドへの取り組みに熱心な185の町村を加えた計1000の市区町村と47都道府県を対象に、各地域に対して魅力度など全84項目の設問を設け、地域のブランド力を消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化した。インターネットにより全国の消費者3万1734人から有効回答を得た調査結果となっている。

 近年の傾向は、都道府県、市区町村の魅力度が全体的に上昇しており、特に市区町村では20代をはじめとする若年層の魅力度が大幅に上昇しているという。新型コロナウイルス感染症による消費者意識の変化について、2019年の結果と比較したところ、魅力度をはじめ居住意欲、観光意欲といった行動意向に関する項目の平均値には大きな変化はなかった。しかし、個別でみると東京都で魅力度をはじめとした各項目の点数が大幅に低下しているなど、一部に影響も見られるとしている。

項目別のランキング