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ディズニーランドホテル「美女と野獣ルーム」で優雅にベルの気分。新エリアはガストンの酒場や体験型ショップなど見どころだらけ!
2020年10月6日 13:07
- 2020年9月28日 オープン
東京ディズニーリゾートは9月28日、東京ディズニーランドに約3年をかけて工事を行なってきた大規模開発エリアをオープンした。
約4万7000m 2 の敷地に、ディズニー映画「美女と野獣」をテーマにしたエリアと大型アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」が登場したほか、隣接する「トゥモローランド」にはアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」やポップコーン専門ショップ「ビッグポップ」が登場。さらに「トゥーンタウン」にもキャラクターグリーティング施設「ミニーのスタイルスタジオ」がオープンしている。
店内は見どころだらけ! ガストンの酒場「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」
映画「美女と野獣」で主人公のベルに言い寄る、力自慢で自信家の「ガストン」。「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」は、映画にも登場した町の酒場をイメージした、“ガストンの酒場”だ。美女と野獣の世界に紛れ込んだような店内で、フードと仕掛けの数々を楽しめる。現在、入店には「東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト」から予約が必要で、店舗の入り口で予約者名と受付番号をキャストに伝えて入店する。
狩猟が得意なガストンの腕前を自慢するかのように、店内はシカの角や動物の彫刻でいっぱい。映画のシーンのように、村人たちがワイワイ騒ぐ場所をイメージしているため、店舗入り口近くにチェスボードがあったり、奥にダーツの的があったりする。店舗の奥には弓の的があり、的から外れた弓が天井近くに挿しっぱなしになっていたり、シカの角に布がひっかかっていたりと、なかなかワイルドな雰囲気だ。
暖炉の前にあるのは、なんともハデな、巨大なガストンの抽象画と、豪華なイス。自信家のガストンらしい装飾だ。ここで働くキャストたちもガストンが大好きな村人という設定で、ガストンへのリスペクトを感じる仕掛けがあふれている。
ここだけで食べられるフードは、ガストンのようにワイルドにかぶりつけるフードがたくさん。「ビッグバイト・クロワッサン」(750円)は、バターの風味が香るサクサクのクロワッサン生地でジューシーな骨付きソーセージを包んだ一品。満足感があり、今回のイチオシだ。
「フレンチトースト・サンド」(750円)はチーズの風味がする甘塩っぱくてさわやかなフレンチトースト。メイプルが香るふわっとしたフレンチトーストで、さわやかな風味のチキンとベシャメルソースをサンドしたあつあつの一品でこちらもボリュームたっぷりだ。
「ハンターズ・パイ(ビーフシチュー)」(750円)は、狩りが得意なガストンにちなんで作られた一品。しっかりしたパイ生地の表面に飾られたシカのマークが印象的だ。中身はごろごろした粗びきビーフとマッシュポテト入りのビーフシチュー。甘くないしっかりした味が食べたいゲストにお勧め。どの品も、アツアツで食べ応えのある品ばかりだ。
また、ガストンをデザインしたクッキー付きのゼリー「スウィート・ガストン」(450円)は、ストロベリーゼリーとマンゴームースの2層に、甘酸っぱいラズベリーソースがかかった一品。「ベリーチアーズ」はガストンが大好きなビールをイメージしたという、チーズ風味のホイップクリームがたっぷり乗った炭酸ドリンクだ。ほんの少しビールの苦みが感じられる、なんだかなつかしい味で、炭酸にチーズの風味のホイップクリームをまぜて飲むと一気にまろやかになる。とても写真映えするのでぜひトライしてみてほしい。
このほか、今回の「New Dreams, More Fun!!」を記念した、美女と野獣やベイマックスをモチーフにしたスーベニアもパーク内に多数登場。ラ・タベルヌ・ド・ガストンでは、セットやメインディッシュのメニューにプラス1100円で、美女と野獣をイメージしたデザインの「スーベニアランチケース」が購入できる。
美女と野獣関連では、キャラメル風味のマフィンと、ベルとビーストのダンスシーンが描かれたスーベニアプレートのセット「カップケーキ(キャラメル風味)、スーベニアプレート付き」(800円)も見逃せない。「スウィートハート・カフェ」ほか8店舗で購入できる。「リフレッシュメントコーナー」など7店舗では、ポット夫人や、魔女が残した“赤いバラ”をモチーフにしたのミニスナックケース「グミキャンディー、ミニスナックケース付き」(各850円)も登場しているのでぜひチェックしてほしい。
ラ・タベルヌ・ド・ガストンに隣接する小さなお店、「ル・フウズ」はガストンの子分のル・フウが経営するスナックのお店。東京ディズニーランド初登場のアップルキャラメル味のチュロス「ル・フウズ・チュロス(アップルキャラメル)」を購入できる。しっかりとりんごの風味が香るチュロスで、こちらは「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」の予約が取れなかった場合も並んで購入することができる。
「美女と野獣」の世界をイメージした体験型ショップ「ビレッジショップス」
広場を挟んでラ・タベルヌ・ド・ガストンの反対側に並ぶのが、美女と野獣のグッズを販売するショップ「ビレッジショップス」だ。
外観は3店舗に分かれており、エリアの入り口から見て一番手前は、映画にも登場した本屋の「ラ・ベル・リブレリー」。中央の「リトルタウントレーダー」は村の職人たちが作った製品を販売するお店。3軒目が村一番の技術を持つ仕立屋が経営するという帽子屋「ボンジュールギフト」だ。3軒は店内でつながっており、「ラ・ベル・リブレリー」から入店して「ボンジュールギフト」から出る一方通行。当面、入店には「東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト」から予約が必要で、店舗の入り口で予約者名と受付番号をキャストに伝えて入店する。
店内には、美女と野獣の世界観を楽しめるグッズが約100種類ずらり。壁沿いの棚にずらりと展示されているが、どれも手には取れず、現在はレジも稼働していない。展示された商品には商品名とバーコードのタグが一緒に添えられており、これを東京ディズニーリゾート・アプリでスキャンしてアプリ内で購入手続きを行ない、宅配便による配送で受け取る方式だ。
アプリを使わずに直接購入したい場合は、パーク内の「キングダム・トレジャー」「ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム」「プラネットM」で販売しているほか、パーク外の「ボン・ヴォヤージュ」でも購入できる。上記4店舗も入店には「東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト」から予約が必要なので注意したい。
店内は、店舗のイメージ合うようにおおまかに種類分けしてあり、手前のラ・ベル・リブレリーではガストンのグッズを中心に文具などが揃う。レジ奥には、映画のなかでベルが本を取るのに登ったはしごや、噴水でヒツジにかじられてしまった本もあって見逃せない。
中央のリトルタウントレーダーには食器類やおもちゃなどの商品が並ぶ。ドア横にはガストンが鏡代わりにしたフライパンを飾っているほか、レジの奥には村の職人が作ったと思われる数々の手作りのおもちゃがずらり。ガストンやル・フウがモデルになった操り人形に注目だ。
最後のボンジュールギフトはメルヘンな雰囲気でとてもかわいいエリア。ベルと野獣が踊るシーンをモチーフにした商品など、ロマンチックな雰囲気の商品が集められている。壁際に作られた、タイルで飾られた暖炉からはパチパチとまきが燃える音がする。レジ奥には、ガストンに恋する3人娘をイメージした豪華な帽子が飾られているので必見だ。
ここでアプリを使って購入した商品は持ち帰りではなく配送になるが、お目当ての商品を間近に見て詳細をチェックするには十分。最終的な購入はアトラクションの待機中にアプリを使ってできるので、とりあえず買い物かごに入れてゆっくりチェックしてから購入することもできるだろう。美女と野獣の世界観を楽しめる数々の商品を、魅力的な空間と一緒に丸ごと楽しもう。
ホテルでさらに世界観に浸れる! 東京ディズニーランドホテルに「ディズニー美女と野獣ルーム」
東京ディズニーランドホテル「ディズニー美女と野獣ルーム」
客室数: 計52室
定員: 大人3~4名
広さ: 51m 2
料金(1室): 5万7700円~
東京ディズニーランドに隣接する「東京ディズニーランドホテル」での館内も、新施設のオープンを記念したデコレーションに。「New Dreams, More Fun!!」のフラッグや、新オープンしたアトラクションのイラストがデコレーションされている。客室に備えつけられているペーパーバッグや、限定デザインのポストカード4枚もこの「New Dreams, More Fun!!」のデザインで提供する。
同ホテルの全706室の客室のうち、52室はキャラクタールームの「ディズニー美女と野獣ルーム」。客室内は、豪華でクラシカル。壁紙はどれも凝っていて、特にデスクまわりなどにあるベルの好きな本がずらりと並んだ壁紙は、ルミエールやコグスワースがいたりとにぎやかだ。
デスクに添えられたイスも、よく見ると足置きにされた犬の「サルタン」そのもので思わず笑顔になってしまう。東京ディズニーランドホテル特有の、壁のくぼみに作られた「アルコーヴ」も本がずらりと並んだ壁紙で飾られ、思う存分本が読めそうな豪華なスペースに仕上がっている。ベッドの足元を飾るベッドスローも本を読むベルのシルエットがデザインされ、本が好きなベルにとって夢のような空間が広がっている。
ベッドのヘッドボードには、魔法のバラがステンドグラス風に表現され、じゅうたんにもバラの紋様が。天井には美女と野獣の城のボールルームをイメージしたシャンデリアが輝いている。よく見ると、シンプルな壁紙にも隠れルミエールやコグスワースがいるのでぜひチェックしてみよう。
洗面所のガラスは「魔法の鏡」の形でなんとも豪華。壁紙もポット夫人たちが散りばめられている。バスルームのドアもステンドグラス風でとても美しい。アメニティキットはミッキーマウスやドナルドダックたちが描かれた東京ディズニーランドホテル共通のデザインだ。
映画「美女と野獣」の城の中に紛れ込んだかのような豪華な客室に、映画の印象的なシーンが取り入れられた「ディズニー美女と野獣ルーム」は、パークで体験する「美女と野獣」の世界をさらに美しい思い出にしてくれる。主人公のベルになった気分で過ごすことができる部屋をゆったり楽しみたい。
ディズニーホテルに宿泊したゲストが一般のゲストよりも15分早く入園できる「ハッピー15エントリー」は現在実施していないものの、ディズニーホテルに宿泊したゲストなら「1デーパスポート(入園日はチェックイン日を除く滞在日)」を1名につき1泊1枚、宿泊ホテルで購入できる。すでにチケットが売り切れの日もディズニーホテルに宿泊していれば購入できるので安心だ。ただし、年間パスポートや日付指定のないオープン券などでは入園できないので注意しよう。
また、各ホテルの一部のカテゴリー(東京ディズニーランドホテルなら「コンシェルジュ」か「スイート」のみ)では、さらに入園時間指定パスポート(10月30日までにチェックインの場合は14時~、10月31日以降にチェックインの場合は12時~)も1名につき1枚購入できる。
なお、10月1日から東京発着の旅行もGo To トラベルキャンペーンの対象になったが、ディズニーホテルも、旅行会社/オンライン旅行会社を通した予約であればGo To トラベルの対象となる一方、ディズニーホテルを直販する「東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト」からの予約はGo To トラベルキャンペーンの対象とならない。
「ディズニー美女と野獣ルーム」のようなディズニーホテルの人気が集中する部屋を土日に予約するのは厳しいが、旅行会社へまったく提供されていないわけではなく、まれに提供されてすぐに売り切れることの繰り返しだそうだ。また、Go To トラベルの地域共通クーポンで利用エリアに「千葉県」が含まれる有効期限内の電子クーポンや紙クーポンも、東京ディズニーセレブレーションホテルをのぞく、デラックスタイプのディズニーホテルの、多くのレストランで利用できる。こちらもぜひ有効に活用しよう。
ディズニーリゾートラインには期間限定デザインのフリーきっぷが充実!
5月から新型車両「リゾートライナー(Type C)」の運行を開始している「ディズニーリゾートライン」では、パーク内と同じくハロウィーンの装飾などは行なっていないが、新エリアとコラボした「フリーきっぷ」は登場している。「美女と野獣“魔法のものがたり”」のほか、「東京ディズニーランド大規模開発をイメージしたデザイン」「ミニーのスタイルスタジオ」の3種類で、9月28日からディズニーリゾートライン全駅の自動券売機で発売しており、売り切れ次第終了となる。
このほかにも、先に発売を開始している「ディズニー・ハロウィーン」(販売期間:2020年9月3日~11月1日予定)や、「東京ディズニーシー19周年をお祝いするデザイン」(販売期間:2020年9月3日~売り切れ次第終了)など、現在は期間限定デザインのフリーきっぷが充実しているので、ディズニーリゾートライン乗車時にはぜひチェックしてみてほしい。
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