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ANA、伊丹空港で甲子園高校野球交流試合に出場の球児にエール。到着便をサプライズのお出迎え
2020年8月16日 19:32
- 2020年8月14日から順次実施
ANA(全日本空輸)グループは、2020年甲子園高校野球交流試合に出場する高校球児にエールを伊丹空港で実施した。事前告知は行なわれず、大会に参加する球児やその関係者らをサプライズでお出迎えした。
ANAでは例年、地上旅客スタッフが球児へ個別にメッセージカードを送ったり、応援の言葉を送ったりしていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で交流試合で観客も教職員や家族に制限されるなか、より多くの人からの応援を届けたいと企画を立案。ANAグループとして甲子園を盛り上げ、熱戦の後押しになればと甲子園応援企画が実現した。
この応援企画では、ANA便利用者にボール型のメッセージカードへ応援メッセージを記入できるコーナーを前週から伊丹空港内に設置。集まったメッセージカードを、同社スタッフからのメッセージカードとともに貼付して応援ボードを作成し、球児が到着する8月14日から、預け入れ手荷物の受取所に掲示している。
また、8月14日に到着した磐城高等学校(福島県)と仙台育英学園高等学校(宮城県)、8月15日に到着した鶴岡東高等学校(山形県)と北海道帯広農業高等学校(北海道)、8月16日に到着した白樺学園高等学校(北海道)の球児らが乗った便が到着した際には、地上支援(グランドハンドリング)スタッフが中心となり、学校名の入ったウェルカムボードを持って出迎えた。
球児は自校のユニフォームを指さすなどうれしそうに応援ボードに見入っていたといい、ANAスタッフにキャプテンからお礼の言葉も送られたそうだ。一般の搭乗客からも「甲子園に応援に行けず残念」「SNSでエールを拡散します」といった声が聞かれたという。
また、今回の企画に参加した大阪空港 グランドサービス部 竹林大夢氏は北海道帯広市出身で、帯広農業高校野球部搭乗便の出迎えを担当。「帯広市出身の一人として感慨深く、帯広農業高校、白樺学園球児の皆さまには、勝ち負けにこだわらず、全力かつ思いっきり楽しんで甲子園のグランドを駆け巡ってほしいという気持ちでお出迎えをさせていただきました。遠い大阪の地で、こういった形で故郷の高校の応援ができることを大変誇らしく思うとともに、グランドハンドリングという職業の魅力を少しでも感じていただければ」とコメントした。
(写真提供:ANA大阪空港)