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札幌市の路面電車が4月1日に上下分離。運送担う公社が「路面電車1日乗車券」など発売

2020年4月1日 実施

札幌市の路面電車が4月1日から上下分離。札幌市交通事業振興公社による運行に変わる

 札幌市交通局は3月23日、同局が運行する路面電車が2020年4月1日から上下分離による事業となることについて、周知のためのWebページを更新した。

 この上下分離導入は、2019年5月31日付けで国土交通大臣に申請し、同年11月25日付けで認可を受けたもので、札幌市交通局が軌道施設や車両の保有など軌道整備事業者となり、札幌市交通事業振興公社が運送を担う軌道運送事業者へと分離する。

 札幌市交通事業振興公社は運賃や時刻表なども発表しており、運賃は現在の札幌市交通局を引き継ぐ。「SAPICA」のほか、交通系ICカード10種(PASMO、Suica、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけん)の利用も可能。

 加えて、路面電車が1日乗り放題となる「路面電車1日乗車券」(大人500円/子供250円)や、土・日・祝日・年末年始に大人1名と子供1名が利用できる1日乗車券「どサンこパス」(370円)も発売する。

国土交通省発表資料
札幌市交通事業振興公社が発売する「路面電車1日乗車券」「どサンこパス」