ニュース

国交省、新幹線のバリアフリー対策強化についての中間とりまとめ発表

2020年3月3日 発表

国交省が新幹線のバリアフリー対策強化についての中間とりまとめを発表

 国土交通省は、新幹線の新たなバリアフリー対策についての中間とりまとめを発表した。

 同省では、新幹線のバリアフリー対策を抜本的に見直すため、新幹線を運行する鉄道事業者や障害者団体等からなる「新幹線のバリアフリー対策検討会」を2019年12月23日に設置し、検討会の下に設けた実務担当者によるワーキンググループで具体的な施策の検討を行なってきた。

 中間とりまとめでは、基本方針として、障害者がグループで快適に乗車できるよう「車椅子用フリースペース」を一般客室の窓際に設けることや、これまで電話や窓口での事前申込が必要だった車椅子対応座席について、Web上でも予約できるようにするほか、車椅子対応座席を当日でも車椅子使用者向けに確保する、といった方向性が示された。

 こうした基本方針を踏まえ、車椅子用フリースペースの創設やオンライン受付などへの対応を可及的速やかに実施することとされている。