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東京都、JR埼京線の連続立体交差事業に着手。十条駅付近の踏切6か所を除却へ

2020年3月3日 発表

JR埼京線 十条駅付近の6つの踏切を除却する連続立体交差事業に着手

 東京都は3月3日、JR東日本(東日本旅客鉄道)埼京線の連続立体交差事業に着手することを発表した。国土交通省からの都市計画事業認可を取得したもので、完成すると十条駅付近の6か所の踏切を除却できる。

 事業区間はJR埼京線 十条駅前後の1450mの区間で、軌道と十条駅を高架化することで、道路と鉄道を連続的に立体交差するもの。事業期間は2020年度~2030年度で、事業費は375億円を見込む。

 合わせて、補助第85号線の事業にも着手。十条駅南側の北区上十条1丁目~北区上十条3丁目の延長620mが事業の対象で、幅員約18mの都道455号を、18~30mに拡張整備するもの。車道は2車線で、両側に歩道、自転車走行空間などを整備。無電柱化や街路樹の植栽なども行なう。

JR埼京線の連続立体交差断面図
合わせて事業が進められる補助第85号線