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レストランクルーズのルミナスクルーズが民事再生手続開始の申立

2020年3月2日 発表

ルミナスクルーズのWebサイト

 レストランクルーズ事業を手掛けるルミナスクルーズは3月2日、神戸地方裁判所に民事再生手続開始の申立を行なった。

 同社は、国内最大級のレストランシップ「ルミナス神戸2」によるレストランクルーズ事業を行なってきたが、2018年の大阪府北部地震、平成30年7月豪雨、台風21号と自然災害が続いたほか、2019年にも台風による運航中止が相次き、さらに燃料価格高騰で資金繰りが悪化していた。

 同社によれば、インバウンドへの依存はほぼないが、新型コロナウイルスの影響で多数のキャンセルが発生し、現状を放置すると債権者に迷惑がかかるとして民事再生手続開始の申立を行なうことにしたという。

 すでに予約したりギフト券を購入したりしていた利用者に対しては、神戸港においてレストランクルーズ船「コンチェルト」での代替クルージングを案内するとともに、コンチェルトを運営する神戸クルーザーの株主、ファースト・パシフィック・キャピタルの支援の下、運航再開を目指すとしている。