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パスポート、なりすましの不正取得が2019年は8件。2月20日~3月5日は審査強化期間、本人確認を厳重化

2020年2月7日 発表

2020年2月20日~3月5日 実施

「なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間」を2月20日~3月5日の期間実施する

 外務省は、なりすましによる旅券(パスポート)の不正取得事案が発生している状況を踏まえ、2月20日の「旅券の日」から3月5日まで、「なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間」を実施すると発表した。

 過去5年間に把握している旅券の不正取得数は、2015年が10冊、2016年が8冊、2017年が10冊、2018年が10冊、2019年が8冊あり、他人になりすまして不正取得された旅券は、不法な出入国、他人名義での借金、振り込め詐欺などの犯罪に使用するための携帯電話契約や銀行口座の開設に悪用されるなど、さらなる犯罪被害につながるおそれがあるという。

 審査強化期間中は、各都道府県旅券窓口において、本人確認の重要性について、申請者から理解を得ながら、本人確認の審査を厳重に行なうとともに、警察等関係機関との連携を密にして、他人になりすました者による旅券の不正取得の未然防止と撲滅を図るとのこと。さらに各都道府県では、この期間に加え、2020年中の適当な時期に別途、審査強化期間を設け、旅券の不正取得の防止対策を推進するとしている。

「なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間」概要

実施期間: 2020年2月20日~3月5日
場所: 都道府県パスポートセンター