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“空気も読める”視覚障がい者向けの「AIスーツケース」
アルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本IBM、三菱自動車工業が共同開発
2020年2月6日 11:19
- 2020年2月6日 発表
アルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本IBM、三菱自動車工業の5社は、「一般社団法人次世代移動支援技術開発コンソーシアム」を設立し、視覚障がい者向けの「AIスーツケース」を開発すると発表した。
同コンソーシアムでは、高齢化に伴う視力の低下や緑内障などにより視覚に障がいを抱える人が増えているという社会的な課題に対し、AIやロボットといった最新技術を組み合わせて視覚障がい者をサポートしていくことを目指す。
5社が共同開発するAIスーツケースは、ウェアラブルデバイスとスーツケース型ナビゲーション・ロボットで、視覚障がい者の日常生活をサポートする。最適な移動ルートを案内する機能や音声や触覚などで誘導する機能、障害物を認識して避ける機能、周囲の店舗の案内や買い物を支援する音声対話機能などを搭載する。
映像や各種センサーからの情報を元に、相手の状況を判断して円滑なコミュニケーションを支援する機能や、周囲の人の行動を認識して「行列に並ぶ」といった“空気を読む”ような機能も実現するという。
5社では、実証実験を通してAIスーツケースの実用化を目指していく。