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東京メトロ、トンネル検査でドローンの活用を開始

トンネル内を自律飛行するドローンの開発も

2020年2月4日 発表

トンネル検査に使用するドローン

 東京メトロ(東京地下鉄)は2月4日、トンネル内でドローンを用いたトンネル検査を開始すると発表した。2月6日から半蔵門線で実施される。

 これまで同社では、構造物の状態を目視で確認する形でトンネル内の検査を実施してきたが、その一部にドローンを活用していく。これにより、高い場所での作業を効率的に進められるほか、検査データを蓄積することで、質の高い検査が可能になるとされている。

 当初はベイシスコンサルティングと東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センターの協力の下、東京メトロ社員がドローンを操縦して検査を行なう。これと並行し、本郷飛行機と共同で、GPSの電波が届かないトンネル内で画像認識技術やAI技術を活用して自律飛行するドローンの開発も進めていくという。

ドローンを活用したトンネル検査のイメージ