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国交省、Osaka Metro 御堂筋線で終電を約2時間延長する実証実験。夜間の消費や人口流動など動向調査

2019年12月26日 発表

2020年1月24日/2月21日 実施

国交省はOsaka Metro 御堂筋線で終電延長の実証実験を実施する

 国土交通省は12月26日、Osaka Metro(大阪市高速電気鉄道)御堂筋線で、終電時刻を約2時間延長する実証実験を行なうことを発表した。2020年1月24日深夜、同2月21日深夜に実施する。

 訪日外国人客数、訪日外国人旅行消費額の政府目標達成に向けた取り組みの一環。訪日外国人旅行者受け入れや消費促進のため、夜間(ナイトタイム)を有効活用して新たな消費機会の創出やナイトライフ満足度向上につなげるべく、夜間の周遊のための環境整備に向けて消費動向や人口流動、交通需要に与える影響を、外国人と日本人などの属性に分けて調査。併せて、交通事業者側の課題や対応策も確認する。その調査結果は、調査手法の確立や東京オリンピック・パラリンピック期間中の首都圏の終電延長の影響などの把握につなげる。

 実証実験では、御堂筋線 上りのなかもず駅発を、通常の23時47分から1時47分に繰り下げ。下りの新大阪駅発は通常の0時02分から2時01分に繰り下げる。延長時間中は、上下線ともおおむね15分間隔で運行する。

 この実証実験で、梅田、心斎橋、なんばの各駅を中心とする2km 2 の夜間の消費動向、人口流動、交通需要の変化をビッグデータ解析により把握する。

実証実験の概要
終電延長時の運行ダイヤ
告知ポスター