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さらに眠りにこだわるホテル「レムプラス銀座」を写真で紹介。新感覚シャワーや日本ベッド共同開発のマットレス採用

2019年12月24日 開業

阪急阪神ホテルズが「レムプラス銀座」を開業した

 阪急阪神ホテルズは12月24日、宿泊特化型ホテルの上位ブランド「レムプラス銀座」(東京都中央区銀座8-11-11)を開業した。

 同社の「レム(remm)」ブランドは「眠りをデザインするホテル」をコンセプトに、ベッドやシャワー、アメニティなど快眠にこだわった設備・備品を揃えているが、「レムプラス(remm+)」ではその考えをより推し進めた。

 客室はすべてダブルルーム以上として18~27m 2 の居室空間を確保、ダブルルームのベッドは幅160cmのクイーンサイズを標準装備としたほか、TOTOの新機能シャワー「ウォームピラー」を日本で初めて導入したという。このほか、日本ベッドと共同開発したオリジナルベッドマットレス「シルキーレム」を採用、大東電機工業のマッサージチェア「THRIVE(スライブ)」を全室に装備している点は従来どおり。

 レムプラス銀座は地上16階建てで、新橋駅から徒歩4分、銀座駅からは徒歩7分で、銀座ナイン3号館の向かいという立地。2階にフロントとレストラン、3階から16階までを客室としており、1階にはコンビニエンスストア(ファミリーマート)が入居している。客室は238室(ダブル154室、ツイン70室、コーナーツイン14室)で、ツインのうち3室は、車椅子でも利用しやすいように戸口の幅を広げたり、スイッチ類の位置を低くしたりといった最適化を施したユニバーサルルームになっている。

 客室には3つのカラーテーマを設定して、3階から6階まではパープルを基調にした「MURASAKI」、7階から16階までの東側は昇る朝日をイメージしたゴールドの「KONJIKI」、西側は月をイメージしたシルバーの「SHIROGANE」。ベッドスプレッドや壁紙、絨毯などで違いを表現しているが、必要以上に華美ではなく落ち着いた色合いなのが好印象だった。

 ダブルルームだけに設定した浴室のウォームピラーは、天井のオーバーヘッドシャワーから柱状の湯を静かに落とすもので、体の表面で跳ねずに体に沿って包むように流れることで、浴槽に浸からなくてもしっかり体を温めてくれるという。TOTOによると、柱状の湯の中央部分は遅い水流、その周囲を速い水流とすることで流速を制御し、水跳ねしにくいシャワーを実現している。オーバーヘッドシャワーは、出し始めの冷水からどう身をかわすかが気になって利用を避ける人も多いと思うが、ウォームピラーは湯温が上がるまで(冷水を排水して)シャワーを吐出しない仕組みのため、最初から温かい湯が落ちてくるのも特徴だ。

ダブルルーム
ダブルルームはクイーンサイズベッドを備える18m2
壁掛けのスマートテレビ
内線やリモコンなどが集中するスペース
戸棚の中に電気ケトルと水など
周辺情報などを案内する多言語タブレット端末(イータブプラス)
冷蔵庫は扉で隠してある
薄型の空気清浄機
全室にマッサージチェアを備える
ノートPC作業にちょうどよいサイズのテーブル。部屋によって位置は異なる
引き出しに懐中電灯や鉛筆、メモパッドなど
スマートフォンの充電ケーブルや有線LANケーブルも
スマートテレビはプリペイドカードを使ったVODと動画配信アプリ、Chromecastに対応
日本ベッドと共同開発したポケットコイルマットレスの「シルキーレム」
頭部~肩、腰、脚部でスプリングの反発具合を変えている
ベッドサイドには一括調光ノブと個別スイッチ
ACコンセントとUSB充電ポート
ベッドの反対側にも
パジャマ
枕は心斎橋西川と共同開発。通気性の高いソフトパイプを使ったものと低反発の2種類を標準装備している
ソファ
ダブルルームの浴室
歯ブラシやシャワーキャップなどのアメニティ
ドライヤーとタオルはシンクの下にある
トイレはTOTOのウォシュレット(温水洗浄便座)
シャワーブースもTOTO。ハンドシャワーは空気を含ませて吐水する大型ヘッドの「コンフォートウェーブシャワー」
天井の「ウォームピラー」は跳ねにくい柱状の湯を落とすことで、湯に包まれるような感覚を味わえるという
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
座って使えるように椅子も用意
ドア付近にハンガースペース
ハンガーと消臭スプレー
足元にスリッパ、スチームアイロン、セキュリティボックス
カードキーの差し込み口
ドアノブと電子ロック
「No Cleaning」「Do not disturb」の意思表示用マグネットシート
ツインルーム
幅110cmでゆったりめのシングルベッドを2台備えるツインルーム(ベッド2台が密着したハリウッドツイン)
ツインの浴室はシャワーブースではなく浴槽
そのほかの客室タイプ
ツインルームのうち3室はユニバーサル
車椅子利用を前提に細かな仕様が異なる
スイッチ類が低い位置にある
コーナーツインは計14室
貸し出し枕の種類が豊富なのも特徴
フロントは2階
チェックイン/アウトのセルフ端末も
エレベーターはルームキーを使ったセキュリティ
エレベーターホールでズボンプレッサーを発見
2階のレストラン「ニャーヴェトナム・プルミエ銀座」。ホテルを通らず直接入店するための階段と入口も用意している
朝食は和洋エスニックのビュッフェ。ランチとディナー営業も行なう
バスアメニティやアロマ、ディフューザー、バッグ、折りたたみ傘などは通販で購入できるほか、1階の自販機でも販売している
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