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ボーイング、737 MAXの製造を2020年1月から一時停止

2019年12月16日(現地時間) 発表

ボーイングは737 MAXの製造を2020年1月から一時停止する

 航空機メーカーのボーイング(Boeing)は12月16日(現地時間)、同社の単通路機「ボーイング 737 MAX」について、2020年1月から製造を一時停止すると発表した。

 737 MAXシリーズは、2018年10月29日に墜落したライオンエア 610便と、2019年3月10日に墜落したエチオピア航空 302便がともに737 MAX 8型機だったことから、FAA(連邦航空局)が737 MAX 8/9型機の米国航空会社による運航と米国領域内の運航を禁止したり、日本でも国土交通省が国内への乗り入れを停止したりと運用に影響が出ている機材。

 同社は運航停止後も製造を続けていたため、現在約400機の737 MAXの機体を保管しており、そのデリバリーを優先して製造を一時停止する。ボーイングはリリースのなかで「FAAと各国規制当局の認証とサービス復帰に向けて全力でサポートする」と述べており、生産停止の影響を受ける従業員については、解雇や休暇ではなく、737関連の作業を継続するかほかのチームに割り当てられるという。