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阪神電車、甲子園球場南側の市有地を開発。「甲子園歴史館」一部移転・拡充など。2021年春開業予定

2019年10月10日 発表

阪神電気鉄道が甲子園球場南側に、甲子園歴史館などを移転する新たな施設の建設計画を発表した

 阪神電車(阪神電気鉄道)は10月10日、阪神甲子園球場の南側にある兵庫県西宮市所有の土地に建物を建設し、現在の球場外野エリアにある「甲子園歴史館」を一部移転拡張する開発計画を発表した。

 計画は、球場南側に隣接する3243m 2 の西宮市営住宅跡地を借り受け、阪神電気鉄道が「『野球・スポーツ振興の場」と「地域の憩い・子育て・学び・交流をもたらす地域拠点』の融合」をコンセプトとした鉄骨3階建ての施設を建設。球場とはデッキで接続するというもの。2020年春ごろに着工し、2021年春ごろの開業を目指す。

 1階には商業エリアとして飲食/物販店舗を展開。2階は展示コンテンツ拡充や体験ゾーン、ライブラリ・カフェなどを拡充した甲子園歴史館を移転オープンし、既存の球場外野エリアの甲子園歴史館と一体的に運営し、相乗効果による「にぎわいの創出」を図る。

 甲子園歴史館移転準備などに伴い、甲子園歴史館では2019年12月3日~2020年3月2日に一部休止、2020年下期に全館休業を予定している。

位置図
移転・拡充してリニューアルオープンする甲子園歴史館のイメージ