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NEC、ラグビーワールドカップ向けに11言語対応の音声翻訳システムを提供

2019年8月30日 発表

「NEC翻訳」アプリの画面イメージ

 NEC(日本電気)は、ラグビーワールドカップ2019日本大会に向け、11言語に対応した多言語音声翻訳サービス「NEC翻訳」を提供する。

 NEC翻訳は、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が開発した観光会話向けの翻訳エンジンを活用したもの。同社では、これまでにも日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応したサービスを提供してきたが、今回は日本語、英語、中国語(簡)、中国語(繁)、韓国語、タイ語、ベトナム語、ミャンマー語、インドネシア語、フランス語、スペイン語の11言語に対応を強化する。

 システムとしては、Android 6以上、iOS 10以上のスマートフォンやタブレット上で動作し、NECでは、来場者案内所のスタッフに専用端末を提供するほか、競技会場がある自治体向けに外国人観光客用IDを提供し、観戦に訪れる外国人がアプリをダウンロードして利用できるようにする。