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インドネシアのジョコ大統領、首都移転先にカリマンタン島の「北プナジャム・パスール県」「クタイ・カルタネガラ県」を選定
2019年8月26日 20:00
- 2019年8月26日 発表
インドネシア共和国のジョコ・ウィドド大統領は8月26日、閣議決定しているジャカルタから首都移転について、移転先候補地としてカリマンタン島(ボルネオ島)の東カリマンタン州「北プナジャム・パスール県」「クタイ・カルタネガラ県」を選定したことをTwitterやFacebookで公表した。具体的な移転時期などは明言していない。
インドネシアではジャカルタへの機能集中と、それに伴う交通渋滞や大気汚染、水質汚染、またジャワ島と島外との経済格差の拡大などの課題から、首都をジャカルタから移転することを閣議決定している。
その具体的な移転先候補地として、東カリマンタン州の「北プナジャム・パスール県」と「クタイ・カルタネガラ県」が挙げられた。ジョコ大統領はSNSへの投稿のなかで、自然災害のリスクが最小限であること、インドネシア中央部に位置すること、バリクパパンやサマリンダといった大都市に近いこと、インフラが比較的整っていること、18万ヘクタールの土地を政府が保有していること、といった点を選定理由に挙げている。