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国交省、鉄道の「計画運休」実施時の情報提供のあり方を取りまとめ

2019年7月2日 発表

最終取りまとめの概要

 国土交通省は、2018年9月の台風21号・24号の襲来に備えて鉄道事業者各社が行なった「計画運休」について最終の取りまとめを行なった。

 計画運休については、2018年10月にも中間取りまとめが行なわれていたが、その際に引き続き検討が必要な課題として、利用者などへの情報提供の内容・タイミング・方法、振替輸送のあり方、地方自治体への情報提供のしかたなどが挙がっていた。

 最終の取りまとめでは、これらの課題に対し、計画運休の可能性についての前広な情報提供を実施するとともに、計画運休を実施する場合や運行再開時には、利用者が適切な行動を選択できるように、できる限り具体的な情報提供を適切なタイミングで行なうことや、振替輸送の実施の有無をいずれの場合においても情報提供すること、平素から沿線の自治体との連絡体制を確立するように努めること、モデルケースを参考に情報提供タイムラインをあらかじめ作成しておくことを各鉄道事業者に促している。

情報提供タイムラインのモデルケース