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ボーイング、次世代情報技術搭載の777型機の飛行試験を今秋実施

2019年7月1日 発表

 ボーイングは7月1日、次世代の情報技術や最先端のカメラなどを搭載した777型機の飛行試験を今秋にも実施すると発表した。

 秋に実施される予定の飛行試験では、50種類の新技術プロジェクトがテスト対象となる。

 航空交通管制とコックピット、航空会社のオペレーションセンターの間でのデジタル情報の共有技術や、次世代の情報伝達技術を駆使し、気象状況によって進路変更の情報をパイロットに通知する電子化フライトバッグアプリケーションといった運航の安全に関わる技術はもちろんのこと、客室内の温度や湿度をモニタリングし、自動的に快適なレベルに調整するコネクテッドキャビン、最新のカメラを搭載することで、より多くの乗客が機外の景色を楽しめるようにすることなども試される。

 飛行試験はボーイング・エコデモンストレーター・プログラムの一環として実施されるもので、飛行に使用される燃料の大部分は、CO2排出削減のため、持続可能な燃料が用いられる。米国のほか、シアトルからフランクフルトまでのフライトも予定している。