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「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」、六本木ヒルズで4月13日スタート

2019年4月13日~9月16日

ガラス張りの展望台にてピクサー・アニメーション・スタジオの「技法と科学」を学びキャラクターとの記念撮影も楽しめる

 六本木ヒルズ展望台 東京シティービューにて4月13日~9月16日にわたり「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」を開催する。

 同展覧会は「The Science Behind PIXAR」として2015年にアメリカのボストンサイエンスミュージアムで初開催し、アメリカとカナダの合計8か所にて約150万人を動員。ピクサー・アニメーション・スタジオの映画を生み出す「技法と科学」に迫る展示内容として早くも日本で話題となっている。今回の日本での開催はアジア初。

「ピクサーのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」紹介映像

 展覧会では、アニメーション制作の際にキーとなる8つの工程を実際に体験。制作を支える科学について学ぶことができるハンズオン展示が特長だ。おなじみのキャラクターたちがどう生まれたのか、そして作品が作られていく過程をじっくりと知ることができる。展示会で体験できる工程は以下の8つとなっている。

「モデリング」(キャラクターの形を作る): アーティストのスケッチを基にコンセプト・アートに沿いデジタルモデラ―がキャラクターのバーチャル3Dモデルを制作。
「リギング」(キャラクターの動きを作る): モデリングで作られたキャラクターをリアルに動かすために仮想の骨や関節、筋肉を作りモデルの動きを設計。
「サーフェイス」(髪や服などの外見を決める): 素材や永年劣化などを含めオブジェクトの表面を加工し表現。
「セット&カメラ」(物語の世界をつくる): セットデザイナーがバーチャルの世界を構築し、カメラ―アーティストが構成・カメラアングル・レンズタイプなどを決定。バーチャル世界を撮影する。
「アニメーション」(キャラクターを動かしてみる): アニメーターがキャラクターに演技をつけ物語に命を吹き込み、アニメーターが望む感情をキャラクターを表現。
「シュミレーション」(キャラクターの髪や服を動かす): シュミレーションプログラマーがキャラクターの髪の毛や衣服を本物のように動くよう設定。
「ライティング」(昼や夜などの明かりを調整する): 照明デザイナーが照明効果によりシーンに強弱をつけ、物語の感情を引き出す。観客の視線を誘導し、情感あふれるシーンを生み出す。
「レンダリング」(映画館などで楽しめる状態にする): 全ての製作工程を最終的な2Dイメージへと仕上げ、アニメーションを作り上げる。

モデリング
リギング
ライティング
アニメーション

 なお、展覧会ではPIXARのキャラクターをデザインしたオリジナルグッズも豊富に用意。2000円以上購入者にオリジナルB5下敷きを1会計1枚で先着2万5000名にプレゼントする。

 さらに六本木ヒルズ展望台では5月3日から5月6日の4日間、4歳から中学生以下の子供を対象に52階 屋内展望台、屋上スカイデッキ、森美術館に無料で入館できる「ゴールデンウィークSPECIAL企画! お子様無料4DAYS」を開催。同展覧会も対象になっており、上記4日間は無料で入場が可能となる。

 ディズニー/ピクサー映画「トイ・ストーリー4」の全国公開が7月12日に予定されているピクサー・アニメーション・スタジオ。そのひみつを知るためにゴールデンウィークはぜひ足を運んでみては?

「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」概要

会期: 2019年4月13日~9月16日
会場: 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間: 10時~22時(最終入館21時30分)
入場料: 一般1800円、高校生・大学生1200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1500円
前売券: 1500円(一般)
Webサイト: PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス