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横浜・みなとみらい線、開通15周年を機にリニューアルする新制服をお披露目。10月1日から着用開始
デザインは岩崎学園 横浜fカレッジとコラボレーション
2019年2月4日 15:49
- 2019年2月2日 発表
みなとみらい線を運営する横浜高速鉄道は2月2日、みなとみらい駅(横浜市)地下3階コンコース「みらいチューブ」において、新制服発表会を実施した。
同鉄道では、この2月1日に開通15周年を迎えることを記念して各種イベントが行なわれており、当日は鉄道ジオラマシミュレータや駅探検ツアーなどが楽しめる「ファミリーフェスティバル」を開催。発表会はその一環として行なわれた。
発表会冒頭に登壇した横浜高速鉄道 代表取締役社長 鈴木伸哉氏は、「皆さんのおかげで今年が開業ちょうど15周年。ここまで来られたのは皆さんのおかげです」と感謝を述べるとともに、1年に渡ってさまざまなイベントを考えていきたいと話した。
制服をリニューアルする点については「15年間、同じ制服でやってきましたけれども、これを機会に横浜らしい、皆さんにも親しんでいただける、そういう服に切り替えていきたい」とコメント。新制服のデザインを考えるにあたっては、「みなとみらい線は地域の人たちと一緒に盛り上げて、そして成長していかなければいけない」との理念をベースに、「横浜に根付いたファッション」であるとともに、「若い人たちのアイディアを採り入れたい」との2点を重視。
そこで横浜で90年以上もファッションに取り組んでいる「岩崎学園横浜fカレッジ」とコラボレーションし、在校生からデザイン案を募集。審査を経て最終デザインを決定、今回発表できる段撮りになったと経緯を説明した。
最後に「皆さんのおもてなしをしながら、横浜全体を元気にしていけたらよいなと思いますので、よろしくお願いします。15年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と締めくくった。
続いてデザインを担当した学校法人岩崎学園 横浜fカレッジ学校長 岩崎有紀子氏が登壇。まず、今回のコラボレーションに関しては、素晴らしいチャンスを与えていただいたと感謝を述べるとともに、学生たちも「自分たちがデザインした制服がこんなに多くの方の目に触れるところで使っていただけるのか」と恐縮する一方で、非常にモチベーション高く取り組んだとコメント。
その結果、「最後の最後までどれにするか選べないモノがいくつか残りました。そのなかで1つが選ばれたわけなんですけれども、すべての学生が本当に真剣に、真摯に取り組んできあがったものでございます」と最終結果に至る経緯を説明。学生たちの頑張りについて「大変誇りに思う」と述べた。
あいさつ終了後、ステージでは入賞した4作品が披露された。男性モデルは同社職員が、女性モデルは横浜を本拠地とするご当地アイドル「ポニカロード」のメンバーが担当した。
最終的に採用されたデザインは、「未来進化論」をテーマにした山口翔真さんを代表とするグループ案をベースに、ほかの入賞作品のエッセンスを採り入れたものとなった。
ベースカラーは上下ともネイビーブルーとし、上着には海をイメージした青いラインをワンポイントとして採用。男性用、女性用ともにベストが用意され、縦ストライプのシャツ、横浜をイメージしたネクタイを組み合わせる。
制帽にはみなとみらいの「M」をイメージしたラインが入っているのも特徴。女性用にはY500系電車の優先席シート表皮柄のスカーフ、現制服では非採用のキュロットも用意される。
山口翔真さんは「学校でコンテストなどには応募しているが、選ばれるのは初めてですごくうれしい。(今後長い期間着用されることになるが?)すごく自分の自信にもなったし、誇れることだと思う。その気持ちも含めて社員の方には明るい気持ちで着てほしい」とコメントした。
今回発表された新制服は2019年10月1日から着用開始となる。