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ソラシドエアの「2019年 初日の出&初詣フライト」。宮崎・青島神社に初詣に行ってきた

2019年1月1日 実施

ソラシドエアは2回目となる「2019年 初日の出&初詣フライト」を実施した

 ソラシドエアは1月1日、機内からの初日の出鑑賞と、宮崎・青島神社での初詣がセットになった「2019年 初日の出&初詣フライト」を実施した。

 ソラシドエアの初日の出&初詣フライトは、同社の就航15周年記念企画「15thankyouシリーズ」の一環として、2018年1月1日に初めて実施。参加者にとても好評だったことから、2回目の実施となった。

 2019年のフライトは羽田空港を5時40分ごろ出発、南アルプス上空で初日の出や富士山を楽しんだあと宮崎空港へ。その後「縁結び」の神として知られる青島神社を参拝、昼食をとったのち、13時40分ごろに宮崎空港を出発、15時10分ごろ羽田空港に戻るというスケジュールが組まれていた。

 1月1日の早朝4時ごろ、羽田空港国内線のソラシドエアチェックインカウンターでは、続々と参加者が集まりチェックイン待ちの列できていた。カウンター周りのモニターには「謹賀新年」の文字が映されるなど、お正月の雰囲気。

モニターには「謹賀新年」「HAPPY NEW YEAR」と書かれていて、お正月の雰囲気

 5時過ぎになると、54番搭乗口前では記念セレモニーが行なわれた。和装姿で登場したソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏は「皆さま、あけましておめでとうございます。早朝より、弊社の初日の出&初詣フライトにご参加いただきまして、まことにありがとうございます」と新年のあいさつ。

ソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏

「私どもソラシドエアは『空から笑顔の種をまく』九州・沖縄の翼でございます。昨年まで、九州・沖縄の翼にこだわりまして、羽田発着の初日の出フライトをやってなかったんですけれども、昨年就航15周年を記念しまして、初日の出だけではなくて初詣も付ければ九州にみなさんにおいでいただけるのではないか?ということを考え『業界初』と言われたが、初日の出&初詣ということで、上空で初日の出をご覧いただいたあと、宮崎まで飛んで青島神社で初詣をしていただく、というツアーを企画いたしました。これが、ご参加いただいたお客さまから大変ご好評いただき、15周年記念で終わらせるのはもったいないということで継続することにいたしまして、第2回となったわけでございます」と実施の経緯を説明した。

 続けて「今日これから、富士山上空で初日の出を見ていただきます。あとで機内でも解説があると思いますが、我々くじ運がよくてですね、昨年も今年も結構いい場所を引き当てました。今日1日、平成最後の初日の出でございますので、お楽しみいただければと思います」とあいさつを締めくくった。

宮崎行きのSNA2019便に搭乗
機材はボーイング 737-800型機
出発セレモニーには和装のソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏や着物を着たソラシドエア職員、CA(客室乗務員)、整備士などが出席
高橋社長らが搭乗証明書などが入った記念品を手渡し
スタッフ手作りの飾りや、だるまや鯛などの正月飾りで飾られたボーディングブリッジ
機内にもお正月飾りが飾られていた
ハンドリングスタッフも「2019 初日の出フライト」の幕をもってお見送り

 そのあと5時20分ごろから搭乗スタート。161名のツアー参加者を乗せたSNA2019便は、南アルプス上空に向け6時に羽田空港を離陸した。

 離陸してしばらくすると、操縦席から「現在の飛行高度は1万9000フィート、約5800m上空を時速約480kmで順調に飛行中です。参考ではございますが、日の出とは太陽の上の部分が水平線に重なった時刻のことでございまして、本日の初日の出は6時41分ごろとなります。新しい幕開けが近付いてまいります。どうぞいましばらくお待ちください」とアナウンス。

 窓から後方を見てみると、うっすらと東の空が明るくなっているのが見え、ツアー参加者がスマートフォンやカメラを用意し始める姿も。今回の鑑賞ポイントは、「ALPUS(アルプス)」という富士山の西側43kmに位置する南アルプス南部の笊ヶ岳(ざるがたけ)上空。この鑑賞ポイントについて再び操縦席から「この初日の出と富士山、きれいな景色がご覧いただける一番人気のポイントを抽選にて引き当てることができました」とアナウンスが入ると、機内では拍手が沸き起こる一面も。そしていよいよ日の出の瞬間が訪れた。

東の空が明るくなり始めた
富士山を確認!
朝日に照らされる南アルプスの山々
6時41分ごろ、いよいよ日の出が近づく
ツアー参加者も日の出の瞬間を目に焼き付けていた
2019年の初日の出。空の上から見る日の出は格別に美しい

 初日の出鑑賞を終えると、機内では朝食としておせち風弁当と飲み物のサービスが行なわれた。中身は飫肥天(おびてん)や金柑密煮など宮崎産の食材をふんだんに使った特製の弁当で、特別な気分を味わうことができた。

改めて今回のルートを確認してみた
初日の出鑑賞を終えると、おせち風弁当と飲み物のサービスが行なわれた
おせち風弁当。飫肥天(おびてん)や金柑密煮など宮崎産の食材をふんだんに使った特製のお弁当
出発時に配られた記念品。カレンダーやタオル、搭乗証明書が入っていた
搭乗証明書

 そしてSNA2019便は、愛知県の渥美半島上空、志摩半島、そして紀伊半島の南岸線にそった形で南下し、四国の室戸岬、足摺岬を通って宮崎へ。また機内では抽選会が行なわれ、当選者には「モデルプレーン」「ソラスープ」「マーユ」などがプレゼントされた。その後飛行機は順調に飛行し、8時40分に宮崎ブーゲンビリア空港に到着。到着ロビーでは、宮崎県のシンボルキャラクター「みやざき犬」のお出迎えもあり、皆笑顔になっていた。

初日の出フライトを担当したクルーの皆さん
空港では宮崎県のシンボルキャラクター「みやざき犬」がお出迎え
早速バスに乗り込み青島神社へ

気持ちよい青空のなか青島神社で初詣

 宮崎ブーゲンビリア空港からは大型バスに乗り込み、青島神社へ。空港からは約25分ほどだったが、ガイドさんの話を聞いていたらあっという間に着いてしまった。

雲一つない青空。橋を渡った島のなかに青島神社がある

 宮崎は雲一つない快晴で絶好の初詣日和。一行が訪れた青島神社は縁結びの神様として有名で、周囲約1.5kmの青島全体が境内地となっている、とても神秘的な神社だ。境内へと続く道の両側には、「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩の景色が広がる。ガイドさんによれば、波の浸食によってできたもので、国の天然記念物なのだそう。

鬼の洗濯板。波の浸食によってできた国の天然記念物
立派な門をくぐって……
さらに門の奥にある本殿へ

 足を進め朱色の門をくぐって入った本殿では、「新年特別正式参拝」を受けとても清々しい気持ちに。その後は周囲約1.5kmの青島の中心にある元宮を参拝。記念品に入っていた絵馬やこよりを奉納し、自由時間を過ごして青島神社での初詣を終えた。

青島の中心にある元宮。亜熱帯植物のビロウ樹に囲まれていて、凛とした空気で満ちていた
たくさんの絵馬のなかにはプロ野球チームの読売巨人軍の絵馬が飾られていた
夫婦ビロウの木に願いを込めてこよりを巻き付ける
記者も願いを込めて巻き付けてきた

 青島神社参拝のあとは、再びバスに乗り込んでANAホリデイ・イン リゾート 宮崎へ。地元のお刺身や牛肉などを使った特別ランチを堪能し、ツアーもいよいよ終盤。

昼食会場となったANAホリデイ・イン リゾート 宮崎
地元のお刺身や牛肉などを使った特別ランチ

SNA0101便で宮崎から東京へ

宮崎ブーゲンビリア空港
復路便はSNA0101便
手書きのメッセージカード
15時10分に羽田空港に到着した

 そして昼食を食べ終えた一行は、宮崎から東京へ戻るべく宮崎ブーゲンビリア空港へ。13時40分発のSNA0101便に乗り、15時10分に羽田空港に到着、無事にツアーを終えた。

 空の上から見る初日の出と富士山はとても美しく忘れられないが、記者は初めて訪れた宮崎で参拝した青島神社での初詣がとても印象的だった。ぜひ、2020年の年初めには、非日常的な体験を選んでみてはいかがだろうか。