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JAL、13回目の「ピンクリボンフライト」。乳がんの早期発見・早期治療を啓発

2018年10月16日 実施

JALは、「ピンクリボンキャンペーン」の一環として13回目となる「ピンクリボンフライト」を実施した

 JAL(日本航空)は10月16日、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進する「ピンクリボンキャンペーン」の一環として、羽田発熊本行きのJL633便で「ピンクリボンフライト」を実施した。

「ピンクリボンキャンペーン」は、1992年にエスティ ローダーによって始まった乳がんの正しい知識、早期発見を啓発するキャンペーンで、2018年で26回目を迎える。

 JALは、2004年からピンクリボンキャンペーンに賛同し、啓発月間である10月に「ピンクリボンフライト」を実施。13回目の運航となる今年は、「Time To End Breast Cancer #乳がんのない世界へ ~伝えたいメッセージを花に託して~」をテーマにJAL、エスティローダーの日本法人ELGC、ニコライ バーグマン フラワーズ&デザインの3社で行なわれた。

 ピンクリボンフライトでは、同便に搭乗するCA(客室乗務員)はピンクのスカーフとニコライ バーグマン フラワーズ&デザインがデザインしたフラワーコサージュ、パイロット(運航乗務員)はピンクの肩章を着用。機内では、同キャンペーンの一環として9月~10月の機内販売で「ゲラルディーニ ジャカードストール」(8000円)を販売する。

10番搭乗口で実施した「ピンクリボンフライト」の出発セレモニー。対象となったのは羽田発熊本行きのJL633便
今年のテーマは「私たちの誰もが乳がんと関わっている」
乗客に配布したピンクリボンキャンペーンの「知識啓発カード」とデンマークのチョコレートブランド「Summerbird ORGANIC(サマーバード オーガニック)」のチョコレート
9月~10月の機内販売で取り扱う「ゲラルディーニ ジャカードストール」(8000円)。オリジナルフラワーデザイントートバッグ(2700円)は公式通販サイト「JALショッピング」で販売する

 JALでは、機内販売の売上金の一部を一般社団法人「JBCRG」に寄付するほか、ELGCでは「乳がんのない世界へ」というスローガンのもと、SNSのソーシャルメディアでも公式ハッシュタグ「#乳がんのない世界へ」を使い運動についての情報拡散を行なうほか、キャンペーン支援製品を展開し、収益の一部を米国乳がん基金(BCRF)やJCBRGへ寄付。

 ニコライ バーグマン フラワーズ&デザインも、数量限定販売の「乳がんキャンペーン限定 オリジナル フラワーボックス」の売り上げの一部をJCBRGへ寄付する。

あいさつに立った日本航空株式会社 代表取締役会長 植木義晴氏

 10番搭乗口前で行なわれたピンクリボンフライトの出発セレモニーでは、JAL 代表取締役会長の植木義晴氏があいさつに立ち「今年はこちらにも書いてありますように、『私たちの誰もが乳がんと関わっている』というのをテーマにしています。乳がんは女性のなかのがんで一番多いがんでして、日本人の女性ですと11人に1人が発症すると言われています。ただ、早期発見をして早期治療をすれば治る確率も非常に高いがんだということもよく知られておりますので、決して女性だけのことではなく、男性も同じ気持ちで乳がんと関わっているんだということを今回皆さんに広めていきたいと思っています。

 女性は自分自身のために、男性は愛する人のために、少しでも早く皆さんに検診を受けていただいて早期発見、そして治療というものに取り組んでいただくようお願いをしたいと思います」と述べた。

 セレモニー終了後、JL633便の搭乗が始まると、植木氏やELGC 代表取締役社長のスー・フォックス氏をはじめ、3社のスタッフがピンクリボンキャンペーンの「知識啓発カード」とデンマークのチョコレートブランド「Summerbird ORGANIC(サマーバード オーガニック)」のチョコレートを配布。女性だけでなく、男性にも積極的に渡す姿も見られ、終始和やかな雰囲気だった。

 ピンクリボンフライトとして運航されたJL633便は、乗客158名(うち幼児2名)を乗せて熊本へ旅立って行った。

ELGC株式会社 代表取締役社長のスー・フォックス氏も搭乗客に「知識啓発カード」を笑顔で渡していた
女性だけでなく男性にも積極的に渡していた