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JAL、ピンクリボン運動賛同の「ピンクスカーフフライト2015」を運航

乗客にピンクリボンバッジや乳がん啓発本を配布

2015年10月21日 実施

J-AIRのピンクのスカーフを装着した、JL313便の客室乗務員とラウンジスタッフ

 JAL(日本航空)は、乳がんの正しい知識と早期発見の大切さを伝える「ピンクリボン運動」に賛同し、その一環として10月21日、羽田発~福岡行きのJL313便を「ピンクスカーフフライト2015」として運航した。

 JALグループは、客室乗務員や空港スタッフなど、多くの女性が勤務しており、社員自身の乳がんに対する意識を高めるとともに、キャンペーンを広めることで乳がんの正しい知識や早期発見の必要性を社会に広められると考え、2004年よりピンクリボンキャンペーンに賛同。そして、ピンクスカーフフライトを2005年以降、啓発月間の10月に(2008年を除く)毎年運航しており、今年2015年で10回目の運航となる。

 今年のピンクスカーフフライトでは、同便に搭乗する9名の客室乗務員がピンクリボンキャンペーンのイメージカラーであるピンクのスカーフ(JALのグループエアラインであるJ-AIRが着用しているもの)を着用。また、搭乗前のアナウンスで、ピンクスカーフフライトの意味について説明を行なった。

 搭乗口では客室乗務員や地上係員が、化粧品メーカーのエスティーローダーの提供による、ピンクリボンバッジが付属する乳がんの自己検診方法を記載する知識啓発カードや、ピンクのリストバンドを乗客に配布。乳がんの啓発本「乳がん自己検診ブック」も希望者に配布した。さらに、9月~10月の機内販売で、ピンクリボンキャンペーンの協賛商品としてピンクのクリスチャン・リボーの腕時計を6000円で販売。そして、機内販売の売上金の一部を乳がん患者団体「Breast Cancer Network Japan - あけぼの会」に寄付するという。

 ピンクスカーフフライトとして運航されたJL313便は、乗客302名を乗せ、定刻より1分遅れた10時16分に福岡に向けて出発した。

JL313便の搭乗口となった、羽田空港国内線第1ターミナル11番搭乗口
搭乗口横には、ピンクリボンキャンペーンの立て看板を設置
配布グッズなども置かれていた
搭乗案内のアナウンスでも、ピンクスカーフフライトについて説明が行なわれた
乗客に配布された、ピンクリボンバッジ付属の乳がん知識啓発カード(左)とピンクのリストバンド。320セットが用意された
詳しい乳がんの自己検診方法の書かれた「乳がん自己検診ブック」も配布された
知識啓発カードを搭乗客に配布するJL313便の客室乗務員
待合客にも知識啓発カードや乳がん自己検診ブックが配布された
ピンクリボンキャンペーンの協賛商品として機内販売されている、ピンクのクリスチャン・リボーの腕時計。売上金の一部が乳がん患者団体に寄付される
ピンクスカーフフライト2015として運航されたJL313便。乗客302名を乗せ10時16分に出発した
JL313便を見送る地上係員

(平澤寿康)