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JR西日本、おおさか東線の新駅「JR淡路駅」内部を公開。2019年春に新大阪駅~放出駅が開業

2018年7月24日 公開

JR淡路駅の外観

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は7月24日、おおさか東線「JR淡路駅」の開業に先立ち、内部を報道陣に公開した。おおさか東線は、JR京都線(東海道本線)新大阪駅から大和路線(関西本線)久宝寺駅までを結ぶ路線。現在は放出駅から久宝寺駅までが運行しており、2019年春に新大阪駅~放出駅までを開業する予定。

 今回公開されたJR淡路駅は、阪急淡路駅(京都本線、千里線)の東口より北に徒歩約5分ほどの距離にあり、JR西日本と阪急電鉄の乗り換え駅になる予定だ。

 JR淡路駅を含め、新しく開業する駅にはそれぞれ地域性に合わせてテーマカラーとデザインが取り入れられており、当駅はピンクと梅をテーマにしている。これは、淡路という地名が菅原道真が九州の太宰府に左遷される際に、当時は淀川の中洲だった当地を見て淡路島と勘違いして付いた由来からきている。菅原道真が好んだ梅と水の流れを駅のデザインに取り入れたわけだ。

 駅の入り口や壁にはピンク色がところどころにあしらわれている。大きなポイントとして、利用客が駅の入り口から入って一番最初に目にする改札前の柱に梅の花と水の流れを表わしたデザインが施されている点をPRしていた。

 なお、JR西日本は同日記者会見を実施しており、こちらは別記事でお伝えする。

おおさか東線「JR淡路駅」
阪急淡路駅の東口より徒歩5分ほどの場所にある。周辺は道路も新しく整備されており、開業間近の雰囲気が漂う。淡路駅のすぐ横の高架下を阪急線が通り抜ける
入り口の改札手前にある柱は、駅のデザインの大きなポイントとなっている
梅の花と水を表わしたオブジェが柱に散りばめられている。また、浮き上がって見えるように横からライトが当てられている
駅の改札は1カ所で、出口は2カ所設けられているが、まだ出口の名称は検討している段階であるとのことだ
改札の周辺。床の状況からして改札機は4カ所設置されるようだ。券売機もまだ設置されておらず、案内板も詳細は記載されていない
ホームに上がる階段。中央にはトイレが設置されている
階段の横にはエレベータが用意されている。階段の向かい側にはエスカレータがある
階段の途中から改札を見たところ
ホームの階段やエレベータ、壁にもピンク色があしらわれている
階段やエスカレータの仕切りには梅の花をデザインするなど、細かな部分にこだわりが見られる
ホームのいたるところにピンクが使われており、全体的に明るい印象の駅になっているのが特徴だ