LINE、旅行比較・予約サービス「LINEトラベル」発表。JTBなど複数サービスを横断して検索

LINEは旅行に関する新サービス「LINEトラベル」の提供開始を発表した

　LINEは6月28日、舞浜アンフィシアター（千葉県浦安市舞浜）で事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2018」を開催。登壇したLINE 執行役員 O2O事業担当の藤井英雄氏が、旅行に関する新サービス「LINEトラベル」の提供開始を発表した。

　ブッキング・ドットコム、エクスペディア、JTB、楽天トラベルなどが提供する国内外の宿泊施設の検索・比較・予約が行なえるほか、10月からは航空券、12月からはツアー商品にも対応し、将来的には250以上の旅行関連サイトの情報を検索できる予定となっている。

LINE株式会社 執行役員 O2O事業担当 藤井英雄氏

LINEトラベルでは、ブッキング・ドットコム、エクスペディア、JTB、楽天トラベルなどが提供する国内外の宿泊施設の検索・比較・予約が行なえる

10月からは航空券、12月からはツアー商品にも対応し、将来的には250以上の旅行関連サイトの情報を検索できる予定

　2017年に提唱した、LINEがあらゆるショッピングの入口となる「LINE Commerce gateway」というコンセプトのもと、ネットショッピングサービスの「LINEショッピング」、デリバリーサービスの「LINEデリマ」をリリースしてきたが、それらに続くのが、国内・海外の旅行を価格やニーズに合わせて検索・比較・予約できるLINEトラベルとなる。

　LINEトラベルは新たなインストール作業などは不要で、LINEアプリの「ウォレット」にある「関連サービス」から利用可能。日程や人数、エリアを選ぶと検索結果が表示され、比較検討を行なうことができる。

ネットショッピングサービスの「LINEショッピング」、デリバリーサービスの「LINEデリマ」に続く新サービスがLINEトラベル

LINEトラベルは新たなインストール作業などは不要で、LINEアプリの「ウォレット」にある「関連サービス」から利用可能。日程や人数、エリアを選ぶと検索結果が表示される

　藤井英雄氏はサービスイメージとして、LINEトラベルにより「旅まえ」で比較検討して旅行を予約、「旅なか」でアクティビティやグルメを楽しみ、そして「旅あと」ではSNSで旅行の思い出をシェアする、そんな一連の流れがLINEで完結できるようになると語った。また、例えば家族旅行に出かけて海水浴やボート遊びなど晴れを想定したアクティビティを予定していたものの、雨天のため予定を変更しなければならないときに、LINEトラベルが雨天でも楽しめるアクティビティを提案するような未来像も描いていると説明した。

　LINEトラベルは、2019年の年間取扱高1000億円という目標を掲げ、サービスを展開していく。

LINEトラベルにより「旅まえ」で比較検討して旅行を予約、「旅なか」でアクティビティやグルメを楽しみ、そして「旅あと」ではSNSで旅行の思い出をシェアする、そんな一連の流れがLINEで完結できるようになるという

家族旅行に出かけて海水浴やボート遊びなど晴れを想定したアクティビティを予定していたものの、雨天のため予定を変更しなければならないときに、LINEトラベルが雨天でも楽しめるアクティビティを提案するような未来像も描いている

LINEトラベルは、2019年の年間取扱高1000億円という目標を掲げ、サービスを展開していく