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IBEX、ティアック製小型サーバーによるWi-Fi利用の機内エンタメを2018年下半期導入
搭乗客のスマホやタブレットで動画などのコンテンツ閲覧可能
2018年4月10日 14:40
- 2018年4月10日 発表
IBEX(アイベックスエアラインズ)とティアックは4月10日、宮城県との包括連携に基づく地方創生プロジェクトの一環として、ティアックが開発したポータブルストリーミングサーバー「PS-V50」を活用した、機内ワイヤレスエンタテイメントサービス提供に向けた共同プロジェクトを実施することを発表した。
IBEXは2018年1月に宮城県と包括連携協定を締結し、航空ネットワークを活かした交流人口の拡大や宮城県の魅力を発信することで、仙台空港の利用促進、観光振興を図っている。その一環として、地域の魅力を発信できる無料情報媒体として、機内で映像コンテンツなどを閲覧できる機内ワイヤレスエンタテイメントシステムのサービスを提供する。
そのシステムとして、ティアックが開発するポータブルストリーミングサーバー「PS-V50」を用いる。小型軽量の設計で、連続15時間動作が可能なバッテリを搭載しており、追加の型式認証も不要。Wi-Fi経由で50名が同時視聴可能なシステムとなっている。IBEXは現在、70席のボンバルディア CRJ700型機を9機運航(10機目を2018年5月に導入予定)しており、こうした小型機にも搭載可能であることが特徴で、同機の実証実験などにもIBEXが協力する。
搭乗客は、自身が所有するWindows、Android、iOSを搭載するスマートフォンやタブレットなどで機内エンタメを楽しむことができるようになる。サービスは2018年下半期に導入予定で、具体的なサービス内容については確定次第、発表する予定としている。