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ボーイング、賞金総額200万ドルの個人用飛行装置コンテスト「GoFly Prize」メインスポンサーに
グランプリは100万ドル、静粛性や最小サイズなど部門賞も
2017年9月27日 15:54
- 2017年9月26日(現地時間) 発表
ボーイングは9月26日(現地時間)、個人用飛行装置の国際コンテスト「GoFly Prize」のメインスポンサーになると発表した。
コンテストのグランプリ受賞者には100万ドル(約1億1200万円、1ドル=112円換算)が贈られ、コンテストの賞金総額は200万ドル(約2億2400万円)になる。
個人用飛行装置の開発に挑む本コンテストは、3段階で実施される。第1段階の応募締め切りは2018年4月4日。技術仕様書による書類審査で選ばれた10チームそれぞれに2万ドル(約224万円)が贈呈される。
第2段階の締め切りは2018年12月8日。修正した技術仕様書と試作機の審査で選ばれた4チームそれぞれに5万ドル(約560万円)が贈呈される。
第3段階は2019年秋に開催される「Final Fly-Off」会場においてグランプリ受賞者が発表される。速度、静粛性、サイズの項目を点数化して、総合で最高点数を獲得したチームに100万ドルが贈呈される。
また、グランプリ以外にも「現在の最先端航空技術の概念を打ち砕くような技術革新」を達成したチームに10万ドル(約1120万円)、騒音を最小限に抑える静粛性部門と、最小サイズ部門の優勝チームには、それぞれ25万ドル(約2800万円)が贈呈される。
ニュースリリースにおいてボーイングのチーフ・テクノロジー・オフィサーであるグレッグ・ヒスロップ氏は、「今回の野心的で刺激的な難題に対して、未来に向けて明確なビジョンを持った人たちがどのように取り組むのかを楽しみにしています」とコメントを寄せている。