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ベトナム航空、2017年10月30日からセントレア~ホーチミン線を毎日運航
ベトナム南部と北部のハブ空港とセントレアがダブルデイリー体制に
2017年4月26日 00:00
- 2017年4月25日 発表
ベトナム航空は4月25日、10月30日にスタートする2017年冬期スケジュールからセントレア(中部/名古屋)~ホーチミン線をデイリー運航すること発表した。
セントレア~ホーチミン線は現在火・木・金・土・日曜日の週5便の運航となっているが、10月30日からは毎日運航する。現在の週5便へは2017年1月に増便したばかり。
急伸するベトナムからのインバウンド需要などに対応するためで、すでにデイリー運航をしているセントレア~ハノイ線も合わせ、セントレアからベトナムへは1日2便の“ダブルデイリー”運航体制となる。
ベトナム航空のセントレア線スケジュール(~2017年10月29日)
VN341便:セントレア(10時00分)発~ホーチミン(13時55分)着
VN340便:ホーチミン(00時15分)発~セントレア(07時30分)着
VN347便:セントレア(10時00分)発~ハノイ(13時45分)着
VN346便:ハノイ(00時25分)発~セントレア(06時55分)着
会見で最初に挨拶をしたベトナム航空 日本地区総支配人のグエン・クアン・チュン氏は、日本のなかでも、中部地区の企業によるベトナム進出、日本におけるベトナム人留学生、企業留学生の増加など、中部地区とベトナムとの関係性について話した。また需要が増加していることに関して、観光のみで構成されているわけではなく、業務目的の方や、日本のみならずベトナムからの渡航者も需要を押し上げる理由の一つだと説明。
グエン・クアン・チュン氏は「中部地域からの航空需要の増加に応えるべく、またベトナムからの投資企業に対してより利便性の高い路線にするためにも、このデイリー化が、弊社のもつベトナム国内線や東南アジアの路線への接続により、ここ中部地区からもより便利にベトナムや東南アジアへの渡航がしやすくなると思います」と今回のセントレア~ホーチミン線のデイリー化に期待を寄せた。
続いて、中部国際空港の代表取締役社長の友添雅直氏は、べトナム航空はセントレアが開港した2005年7月から路線の拡充だけでなく、供給座席、乗客も安定的に拡大していることを伝えた。
さらに、中部地区とベトナム間で経済的・人的・文化的にも多岐にわたる交流があることや、近年ベトナムの経済成長、円安の進行、ベトナム人に対する訪日ビザの発給緩和が追い風になって、ベトナム人の訪日旅行者が年々増加していることにも触れ、中部地域とベトナムは近隣諸国との関係も含めて非常に大きな需要がある路線ということを強調した。
友添氏は「セントレアにおいても2013年が1万6000人だったベトナム人の出入国者数が3年で3倍の5万人に拡大している。当地域とベトナムとの交流が非常に深度が増しているというなかにおいて、地域の自治体、経済界からもベトナムとの航空路線の拡大が強く望まれてきた。
ホーチミン便、ハノイ便はベトナムの北部と南部の2都市に毎日運航便が飛んでいるという状況になり、セントレアからのダブルデイリー運航がベトナムに完成するということは、私どもにとってもうれしいこと。
ベトナム航空は国内線が21都市、国際線29都市と豊富なネットワークを持っている。ハノイ、ホーチミンをハブとしてセントレアからまだ直行便のない中部の都市、また近隣諸国であるカンボジア、ラオス、ミャンマーといった地域への乗り継ぎが便利になっていく。今後中部地域の皆さまが、ますます便利にベトナムやその周辺に行っていただけるようなりますので、ご利用をお待ちしています」と語った。
また、友添氏は「今回のダブルデイリー化に伴い、インバウンド・アウトバウンドの両方で取り組んでいきたいと思うが、特にアウトバウンドに関して、増便のチャンスをしっかり活かし、旅行会社の方々とも連携して海外旅行の盛り上げを図っていきたいと考えている」と話した。
ベトナム航空 日本地区総支配人のグエン・クアン・チュン氏は会見後、ベトナム・ホーチミン市が2016年9月に愛知県と「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結したこともあり、愛知県知事の大村秀章氏を表敬訪問した。