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JR東日本、京浜東北線 大宮駅~桜木町駅の全駅ホームドア整備など駅ホームの安全性向上に向けた取り組みを発表

2016年12月13日 発表

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は12月13日、駅ホームの安全性向上に向けた取り組みを発表した。ホームドアについては現在整備中の山手線の今後の整備予定と、京浜東北線(京浜東北・根岸線)大宮駅~桜木町駅間の全駅導入を発表。2020年度末時点で58駅にホームドアが設置予定とした。

 2010年からホームドア整備中の山手線については、現在未導入の東京、新橋、浜松町、品川新駅(仮称・2020年春暫定開業予定)は2020年度末までに整備予定。また、新宿、渋谷については駅改良工事の工事日程に合わせて整備とし、時期は2021年度以降としている。

 京浜東北線については大宮駅~桜木町駅の37駅に導入。すでに2020年度末までに8駅(さいたま新都心、浦和、赤羽、上野、有楽町、大井町、鶴見、品川新駅)の導入を公表していたが、新たに19駅を追加、残る10駅(大宮、与野、東十条、上中里、田端、鶯谷、浜松町、田町、川崎、新子安)については2021年度以降の整備予定とした。

 そのほかの導入駅として、2020年度末までに新国立競技場のアクセス駅となる千駄ヶ谷、信濃町と、総武快速線の新小岩にホームドアを導入する。整備にあたっては乗降客が10万人以上の駅などを優先、国や自治体の協力のもとで整備を進めるという。

 12月17日から町田駅で試行導入する「スマートホームドア」については、試行結果をふまえたうえで整備駅を検討する。また、ホームの内側が分かるようにした内方線付き点状ブロックの整備も乗降客1万人以上の駅について早期に進めるとした。