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発見の連続! 気軽に楽しめるタイの“フライ&ドライブ”は美しい景色と現地の人との触れ合いが魅力

40名以上が参加したタイ国政府観光庁×トラベル Watch共催「タイ南部旅トークショー」

2017年8月16日 開催

タイ国政府観光庁×トラベル Watch主催でトークショーイベントを開催

 本誌は8月16日、編集部のあるインプレス社内のセミナールームで、「観タイ!食べタイ!楽しみタイ! フライ&ドライブでめぐる♥タイ南部旅トークショー」と題したイベントを開催した。

 タイ国政府観光庁との共催で実現した本イベントは、先日掲載した「観タイ!食べタイ!楽しみタイ! フライ&ドライブでめぐる♥タイ南部旅」の現地での思い出を振り返りつつ、タイ南部をドライブでめぐる楽しさを紹介するもの。

 同企画でタイ南部旅を体験したモデルの染谷有香さんと、タイ国政府観光庁 マーケティングマネージャーの藤村喜章氏が旅の様子を語ったほか、タイをはじめ海外でレンタカー事業を展開するエイビスレンタカー ゼネラルマネージャーの成瀬雄一氏と、東京~バンコク間に就航しているJAL(日本航空)バンコクベースのCA(客室乗務員)であるムーミット・カモンチダさんが現地の貴重な情報を披露した。

先日掲載した「観タイ!食べタイ!楽しみタイ! フライ&ドライブでめぐる♥タイ南部旅」

タイに行くなら自分の誕生日の曜日を調べて

 すっきりしない雨模様の、平日夜からの開催にもかかわらず、会場に用意された席のほとんどが来場者で埋まった同イベント。その過半数がすでにタイを訪れた経験のある人たちという“濃い”集まりとなった。

ほとんどがタイ渡航経験者で、会場はぎっしり

 冒頭、タイ国政府観光庁 東京事務所 所長のパッタラアノン・ナチェンマイ氏が挨拶に立ち、タイ旅行の魅力を改めて紹介した。「タイ12の秘宝」としてPRしている名所12都市について「独特の歴史や生活様式を持つ各都市間をドライブしながら楽しむのもお勧め」と話し、「(日本と同じ)左側通行かつ右ハンドル車で、タイでのドライブは難しくない。クルマを使えば、素晴らしい景色を自由に見られて、地域の人との触れあいも楽しめる」と、ドライブ旅の楽しさを訴えた。

 次に、同じくタイ国政府観光庁の藤村喜章氏が、タイに関する基礎情報を解説した。2016年の日本からのタイ渡航者は140万人、タイからの日本渡航者は90万人、合わせて約230万人が行き来していること、日本からは羽田や成田だけでなく、新千歳、中部、関西、福岡の各空港からも直行便が出ていること、77県ある地域を「チェンマイ・スコータイ」などの北部、「バンコク」に代表される中央部、「イサーン」と呼ばれる東北部、「パタヤ・トラート」など東部、「プーケット・サムイ」のある南部という5つの⼤きなエリアに分けつつ、いずれも特⾊ある地域であることなどを紹介した。

タイ国政府観光庁 東京事務所 所長 パッタラアノン・ナチェンマイ氏
タイ国政府観光庁 東京事務所 マーケティングマネージャー 藤村喜章氏

 タイ旅行の際には、「自分が生まれた曜日を調べてほしい」と藤村氏。仏教徒の多いタイでは、月曜から日曜のそれぞれに異なる色・姿の仏像が割り当てられており、自分の誕生日の曜日に合った仏像を守護仏として大切にするというしきたりがある。旅行する際にあらかじめ自分の誕生日が何曜日だったか調べておくことで、仏像に対する思い入れをより強くしながら参拝できる、というわけだ。

ドライブ旅で「タイの文化を目にする機会が増えた」

 藤村氏は今回のタイ南部旅の「フライ&ドライブ」というテーマについても解説した。同氏によると、首都のバンコク以外は公共交通機関があまり発達していない。そのため、日本からバンコク経由で飛行機を使って各地域に移動し、そこからレンタカーを借りて移動するのが便利な観光スタイルなのだという。冒頭でナチェンマイ氏が話していたとおり、左側通行、右ハンドル車という日本人にとってなじみやすいルールで、南部は道路が広いうえに路面の状態もよく、走りやすいのもポイントだとした。

 タイでドライブを楽しむには、国際免許証に加えて日本で有効な運転免許証も携帯する必要がある。あらかじめ日本で国際免許証を取得し、タイでのドライブに挑んだ染谷さんは、プーケット国際空港からトランを経由し、ナコーンシータマラートへといたるマレー半島横断コース、トータル約900km(の一部)を実際にドライブした。

プーケットからクラビ、トランを経てナコーンシータマラートへ約900kmの旅程

 プーケット半島をほぼ1周した際には、「車線幅が広くて安心して運転できました。皆さん優しくて、道を譲ってくれたりもしました」と語り、初めての海外ドライブでも安心してクルマを走らせられることを実感。「景色のよい海を見ながら運転できるのは気持ちよかったですね。ちょっと走ると風景がどんどん変わっていくのが面白かった。すぐに寄り道できるのもドライブならではと思いました」とも話し、ドライブ旅の楽しさと便利さを十分に感じられたようだ。

 プーケットからトランへ向かう間、印象に残った出来事として染谷さんが挙げたのが、現地の人との交流。スマートフォンによるGoogle マップのカーナビ機能が全行程で役に立ったものの、このときは途中道に迷って電波圏外となり、目的地を見失ってしまったという。その際、言葉が通じないながらも現地の人に道を尋ねたところ、地面に正しい行き方を書いて丁寧に教えてくれて、無事目的地にたどり着けたとのこと。「(人の素朴さが)すごく新鮮で、優しさを感じた」と、思い出を振り返っていた。

タイ南部旅を体験した染谷有香さん。ドライブ旅の楽しさを語った
道に迷ったときに親切に教えてくれた現地の人との交流を振り返る染谷さんと藤村氏

 タイ南部でのドライブ旅の感想を聞かれると、「海外で運転することが初めてだったので、自分(の運転)でめぐるのってこんなに楽しいことなんだと思いました。タイの文化を目にする機会も増えたと思う」と染谷さん。道幅が広いこととそれほど混雑していないこともあって、「女性でも景色を楽しめるくらい余裕を持ってドライブできる」と話した。

 なお、藤村氏からは、タイ国政府観光庁のオフィスがタイ各地にあり、そこにツーリスト向けの地図などのガイド資料や情報を揃えているという案内もあった。タイをドライブで観光する際には気軽に立ち寄って情報収集し、プランニングに役立てるのもよさそうだ。

ナコーンシータマラートを代表する寺院、ワット・プラ・マハタート・ウォラマハーウィハーンにも立ち寄った

道は広いが、方向転換のしにくさ、ラウンドアバウトに注意

 イベントの後半は、JALバンコクベースのCAであるムーミット・カモンチダさんと、エイビスレンタカーの成瀬雄一氏が加わって4人での対談。カモンチダさんは、JALが就航している東京~バンコク間を何度も乗務しており、フライトにかかわるサービスについてだけでなく、タイ国内の事情も熟知している。

 タイ南部旅では、JALのエコノミークラスを使って往復した染谷さん。175cmの高身長ではあるものの、「足元が広々としていて圧迫感を感じなかった」こと、スマートフォンの充電用USBポートがあることや、有料ながらもWi-Fi接続サービスが用意されていたことなどに感激していた。「イメージが変わるほど美味しかった」と話した機内食については、フードスタイリストの飯島奈美氏がプロデュースしたメニューが含まれていることをカモンチダさんが紹介した。

 成瀬氏はタイ現地でのレンタカーの利用方法や注意事項などを語った。クルマを借りる際は、現地のカウンターで直接交渉もできるものの、言葉の問題があることと、保険契約について慎重に検討するためにも、あらかじめ日本国内にある予約センターに電話して相談してほしいとした。

日本航空株式会社 CA ムーミット・カモンチダさん
エイビスレンタカー ゼネラルマネージャー 成瀬雄一氏
染谷さんが「イメージが変わるほど美味しかった」という機内食

 車種はコンパクトカーやSUVを選ぶ観光客が多く、同行者が多い場合は10~12人乗ることができるバンタイプのクルマを利用するケースも頻繁にあるという。特に大勢でゴルフをプレーしに行くような際には、12人乗りの車種で8人とその人数分のゴルフバッグを一度に積載できるのが利点とのこと。

 ただし、道幅は広くても中央分離帯で遮られることが多いため、方向転換しにくく、おかげでUターンしようとする車両も多いため、そういったクルマには注意が必要だとした。交差点を信号なしでスムーズに右左折・通過できるラウンドアバウトが各所に設置されているのにも要注意だ。

 バンコクで何度かクルマを運転しているというカモンチダさんも、「信号機を気にせず、突然横から飛び出してくるようなバイクもいるので、気を付けた方がいい」とアドバイス。藤村氏もそれに同意し、「フライ&ドライブ」というテーマでありながら、「“バンコクでは”クルマを運転するのはあまりお勧めしません」と述べ、会場の笑いを誘った。

発見の連続で「目的地への到着が遅れることも」

 タイ旅行のお勧め時期を聞かれた藤村氏は、「ピークである8月を避けた7月か9月。過ごしやすい気候の1月~3月も、夏場より料金が安いこともあってお勧め」だという。ドライブするならやはり景色のよいビーチ沿いのプーケットやトラン周辺が最適で、ワインディングなどドライブそのものを満喫したいときは、北部チェンマイのような山岳地域が楽しめるとのこと。タイの魅力については、「タイ人の温かさ、タイ・ホスピタリティ」を強調し、朗らかな人が多く、接しやすいことを強調した。

 成瀬氏は、「タイのドライブは発見の連続。道は整備されているし、ガイドブックに出ていないスポットもある。“こんなところがあったんだ”という発見が多くて、目的地への到着が遅れることもある」と、タイのドライブ旅の楽しさをアピール。カモンチダさんは空港で「SMILE on JAL」でお出迎えする、と笑顔で宣言した。

最後に1人ずつ、タイの魅力を発表

 染谷さんは、「(誰かと一緒に行くとしたら)家族を連れて行きたいと思いました。ホテルが広くてバーやプールなど施設も充実していて、短い距離でいろんなことを楽しめて、親孝行にもってこい」とコメント。もし道に迷ったとしても、タイの人がよく口にする「マイペンライ(大丈夫、どうにかなる、の意)」の精神で乗り切る、といった気持ちの余裕が大切であるとも語った。

ちょっとしたトラブルでも、マイペンライの精神が大事
最後に、会場まで足を運んでくれた参加者の皆さんと

日沼諭史

1977年北海道生まれ。Web媒体記者、モバイルサイト・アプリ運営、IT系広告代理店などを経て、現在は株式会社ライターズハイにて執筆・編集業を営む。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、二輪や旅行などさまざまなジャンルで活動中。独身時代はレンタカーで車中泊しながら国内中を巡ったこともあり、どちらかというと癒やしではなく体力を消耗する旅行(仕事)が好み。著書に「できるGoPro スタート→活用 完全ガイド」(インプレス)、「はじめての今さら聞けないGoPro入門」(秀和システム)、「今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ大事典」(技術評論社)などがある。

Photo:中野英幸

Photo:高橋 学