旅レポ
アクティブすぎるハワイツアーに参加してみた(その7)
映画「ジュラシック・ワールド」も撮影された「クアロア・ランチ」の新アクティビティ
(2015/8/4 15:24)
ここまで様々なハワイのアクティビティを紹介してきたが、最後に紹介するのはオアフ島のアクティビティの代表格「クアロア・ランチ」だ。
クアロア・ランチは、ハワイ オアフ島の数多くの旅行商品に組み込まれており、すでに訪れたことのある人もいるだろう。オアフ島の北側にあり、敷地面積は4000エーカー(16.19km2)。その広大な敷地面積には、数多くのハワイの自然の地形が残されており、これまで多くの映画やドラマのロケ地として使用されている。ハリウッド版の映画「ゴジラ」や、映画「ジュラシック・パーク」、そして8月5日に公開される映画「ジュラシック・ワールド」の撮影も行なわれた。
(C)2015 Universal Pictures
Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment
クアロア・ランチにおける代表的なアクティビティとしては、その広大な敷地を馬の乗って巡るものや、四輪バギーに乗って巡るもの。そして、敷地内のプライベートビーチを船に乗って探索するものなどがある。今回体験したのは、今シーズンから新たに加わった「ジップライン」。ジップラインは、ステーション間に設置されたロープを、プーリー(滑車)を使って滑り降りるアクティビティ。クアロア・ランチでは、敷地内に7本のコースが設置され、そのコースを順に巡っていくようなプログラムが組まれていた。
記者はこのジップラインを体験するのは初めて。単にプーリーにぶら下がって滑るだけと思っていたが、しっかりしたベルトで体に装着し、プーリーそのものもロープから外れにくいような工夫がされている。
コースは最短の60mから始まり、最後は最長の400mに挑む。最初は高低差が小さく速度も出にくいが、400mのコースでは最大高低差が60mとなり、結構な速度が出た。ただ、徐々にコースが難しくなっていくため、最初は若干恐怖を感じたものの、最後は速度を出すために空気抵抗の小さい姿勢を取るなど、より刺激を求めてしまう自分を発見することができる。また、滑走中の景色も素晴らしく、最後のコースではクアロア・ランチ内から海を遠望できる。自然の中を滑走するのはとても楽しい体験だった。
7本のコースと書くと少ないと思う人もいるだろうが、半日のアクティビティとしては十分なボリューム。プーリーをセットした状態で、ステーションから次のステーションへ歩いて移動(その多くは上り坂だ)。途中には吊り橋が2カ所あるなど、プチ探検的な要素もある。7本滑り終わるころには3時間が経過しており(公式の所要時間は約2.5時間。今回は撮影も多くあったため)、たっぷり汗をかくことができた。
クアロア・ランチのアクティビティは、パック旅行の商品から申し込むこともできるが、個人旅行の場合はクアロア・ランチの日本語Webサイトから申し込むことができる。今回宿泊した、ワイキキのシェラトン・ワイキキなどからの送迎バスも用意されているので、自分の旅のスタイルに合わせて、どのアクティビティを楽しむのか検討していただきたい。人気の施設のため現地で申し込むのではなく、事前に申し込んでおくのがお勧めだ。