旅レポ

アクティブすぎるハワイツアーに参加してみた(その5)

カウアイ島を楽しむのに便利な「カウアイ ビーチ リゾート」

カウアイ ビーチ リゾートのオーシャンビュータイプの部屋からの眺め。芝生、椰子、プール、海と、リゾート要素にあふれている

 ハワイ カウアイ島からオアフ島に行く前に、今回、カウアイ島で宿泊した「Kauai Beach Resort(カウアイ ビーチ リゾート)」を紹介しておく。

 その1で紹介したように、日本からカウアイ島に行くには直行便がないため、一旦オアフ島のホノルル空港で入国し、ハワイアン航空などに乗り継ぎ。カウアイ島のリフエ空港から訪れるのが一般的だ。

 カウアイ島で宿泊したカウアイ ビーチ リゾートは、そのリフエ空港からクルマで15分程度の場所にあるリゾートホテルで、空港到着後すぐに(チェックイン時刻によるが)ホテルにたどり着くことができる。カウアイ島の現地ガイドであるボビーさんに聞いたところ、「カウアイ島は、島を1周する道路がない。カウアイ ビーチ リゾートは、ノースショア(北方面)にも、ワイルア渓谷やナパリ・コースト(西方面)にも行きやすいので便利ね」とのこと。今回は、ノースショア方面に行くことはなかったが、カウアイ島全体を楽しみたい人には立地がよいホテルになる。

カウアイ ビーチ リゾートの外観。高層階のない、フラットな作り
自然光のみのエントランス
ロビー
輝度差が激しいためこのような写真になってしまうが、ロビーの向こうに美しい庭園が広がる
ロビーに置かれたアウトリガータイプのカヌー
ロビーにあるレセプションコーナー
天井にはファンが設置してある
雰囲気のある照明
内庭
内庭を越えると、海岸に出ることができる。泳ぐには厳しそうで、プールがお勧め

 ホテルの入口からは、ハワイのリゾートホテルらしく開放感のあるエントランスがロビーまで続く。ロビーにはアウトリガータイプのカヌーが置かれているなど、各所でハワイを感じることができる。

 写真の部屋は「オーシャンビュー(Ocean View Room)」タイプ。ラナイからはプール越しに海が見え、リゾート感も高い。ハワイのホテルは眺望によって細かく区分けされており、自分が望む眺望の部屋をしっかり指定していただきたい。記者の失敗談として、オーシャンビューやシティビューなどとくに眺望も指定せずに宿泊し、部屋に到着して窓を開けたら、隣のホテルの壁だったということがある。安宿であれば「しょうがないな」と我慢できるが、そこそこのホテルだったのでとてもがっかり。個人的には「二度と泊まらないホテルリスト」に記録することで我慢した。アメリカは契約社会。契約したことは守ってくれるし、契約していなければ配慮などしてくれない。大切な休みを使っていく旅行だけに、旅行に行く前の準備はとても大切だ。ハワイの場合、眺望も大切な要素だけに、旅行プランニングの際に「まあ、いいや」とだけは思わないようにしていただきたい。

オーシャンビュータイプの部屋。とても広い
ベッド
デスク。デスクがあると仕事のスピードもアップ(リゾートに来たはずだけど)

 部屋から見えるように、カウアイ ビーチ リゾートには素敵なプールがある。しかしながら、今回の取材用に組まれたアクティビティツアーでは、毎朝6時に集合し、日が暮れるまでアクティビティ。その後、食事などをしてホテルに戻ると21時を過ぎている。そこから、メールチェックや日本と仕事のやりとりをしていると明け方になっている。カウアイ ビーチ リゾートで、ゆったり過ごす時間はなかった。

 唯一、楽しかったのがバスルームのシャワー。しっかりした水流も出ており、疲れ切った体をリフレッシュできた。また、仕事をする上(リゾートに来ているはず……)で助かったのが、コンセントの口が各所にあること。スマートフォンやPC、そしてデジカメやアクションカメラなど、安心して充電できた。

インターネット線。有線タイプ
大きめのテレビはあったが、一度も使わなかった
コーヒーメーカー。カウアイコーヒーを毎日飲むことができるのも嬉しいが、後ろの2連コンセントも嬉しい
デスクサイドのライト
ここにもコンセントがあり、これも嬉しい。もちろん充電に活用した
ソファベッド
部屋からの眺め。素敵です
洗面所
シンプルなトイレ
バスルーム
豊かな水量のシャワーでリフレッシュできた

 アクティビティに始まり、アクティビティに終わったカウアイ島。カウアイ ビーチ リゾートのプールに入る時間を捻出できなかったのが、本当に残念。静かな時間が流れるホテルだけに、いつかまた訪れてみたい。

編集部:谷川 潔