旅レポ
一挙3路線に就航したジェットスターで行くマニラツアー(その3)
フィリピン式スパに世界で一番小さい活火山「タール火山」、タガイタイ編
(2016/5/10 13:48)
マニラから南に64km、車で1時間半ほどのところにある避暑地として知られる観光地タガイタイ。標高約700mの高地にあるため、しのぎやすい気候で、一大都市マニラから人気の日帰りスポットのようです。今回のプレスツアーではこのタガイタイへの1Dayトリップが組み込まれていましたの。
避暑地タガイタイで極上のヒロット体験
ホテルを出発し高速道路と一般道を使って南下、タガイタイの街に到着です。最初に訪れたのは「ナーチャーウェルネスビレッジ」。そう、旅の疲れを癒やしてくれるマッサージですの♪ 実はここ「健康」や「美」「自然」に対するこだわりがハンパない、ちょっとすごいスパなのです。
とにかくこのナーチャーウェルネスビレッジ、スパ専用の個室に案内してもらうまでに「絶対またここに来たいっ!」と思ってしまったほど気に入ってしまいましたの。飾り気のないナチュラルさがとっても心地よくて、まさに“Peaceful”な空間だったのです。
フィリピンでは「ヒロット」と呼ばれる伝統的なマッサージがあって、基本はオイルマッサージ。単に気持ちいいだけのマッサージではなく、体調を整え神経や血管の状態を元通りに直すことによって、身体の本質的な解放を目指すというトリートメント療法なんだそうです。ちなみに東京でもこのヒロットができるサロンが少しずつ増えてきているみたいですわよ。で、今回やっていただいたのは「Hilot Kagalingan」という基本のメニューで、1時間1200ペソ(約2800円)。「安っ!」オールハンドでこの値段、日本ではなかなかありませんわよね。蒸したバナナの皮をペタッペタッと背中に押し付けられるとが気持ちよかったですわ~! もちろん熟練のセラピストさんに身体をあずけて、たっぷり1時間至福のときを過ごしたことは言うまでもありません。はふぅ~♪
オーガニック野菜で身体のなかからキレイに!
スパもできてお食事もできて宿泊もできるナーチャーウェルネスビレッジですが、実は近くに広大な自家農園を持っていて、レストランで提供する食物をオーガニックで育てているんですの。「うわべだけではなく身体に取り入れるものを的確にチョイスし、身体の内側からデトックスして心身ともに美しくなりましょう」というハリウッドセレブが聞いたら飛びつきそうな最先端なことを、マニラから約60km離れた田舎で(失礼!)しれっとやっちゃっていることにびっくりですわ。だって農園の入口ひとつにしても、なにも知らなかったら「ふ~ん、鶏飼ってキノコも作ってる菜園ね」で話は終わっちゃうような素朴なところなんですのよ。とにかくここの雰囲気やこだわりすべてが気に入って「いつの日かここに滞在するためだけにフィリピンに来てみたい!」と思ってしまったほどです。
タガイタイの有名な絶景を堪能
さて、ナーチャーウェルネスビレッジをあとにして次に向かったのは、車で10分ほどのところにある「タールビスタホテル」。ココがこの日のハイライトなのです! タガイタイには世界で一番小さい活火山と言われるタール火山があることで有名なのですが、そのタール火山、なんと火山活動によってできたカルデラ湖であるタール湖のなかにあるのです。「え!? 湖のなかに火山?」と一瞬ピンときませんわよね。世界広しといえどもこれはとってもめずらしい景色のようですよ。
今回はタールビスタホテルから絶景を眺めるだけでしたが、周辺には乗馬やキャンプができるタガイタイ・ピクニック・グローブと呼ばれる自然公園や、ゴルフコースなどもあってタール湖周辺の楽しみ方はいろいろ。そしてタール火山へはボートを使って登山口まで行き、ガイドさんと一緒に徒歩で噴火口付近まで歩くこともできるらしいですわよ。