旅レポ

一挙3路線に就航したジェットスターで行くマニラツアー(その1)

土日利用なら有休なしで遊んで帰ってこられるマニラ便!

 この春、国内のLCCとしては初のフィリピン・マニラ便を就航したジェットスター・ジャパン。3月15日の成田~マニラ線を皮切りに、中部、関空からの運航もスタートしました。2月に就航をお祝いするこんなイベントレポートも書かせていただいた私ゆきぴゅーは、なにを隠そうジェットスターの大ファンなのであります! どれくらい好きかと言いますと、ここ3年くらい国内旅行はほとんどジェットスター。メルマガやTwitterをくまなくチェックして、ラッキーセールを狙うこともあります。片道1900円というタクシー料金みたいな金額で沖縄便を予約できた瞬間は、すでに旅の目的の半分は達成できた感があったものです。そしてマスコットキャラクターが大好きなレッサーパンダということも大きなポイントだったりするのでした。

2月に千葉市動物公園で行なわれたマニラ便就航イベントでの一コマ

 今回そんなジェットスターLOVEのわたくしに天から降ってきたお仕事が、マニラ路線就航企画『ジェットスターを利用して“かしこくちゃっかりマニラツアー”』というマニラの魅力を伝えるために実施されたプレスツアー! これも先のイベントでジェッ太に「いつかきっとマニラに遊びに行くからね」と話しかけておいたおかげでしょうか!? と、そんなわけでこれから大注目の観光地になる予感たっぷりのマニラを楽しんできちゃいました。

2月のフィリピンバナナイベントの時にもらったネームタグを付けていざっ!

 今回のプレスツアーの行程は4泊5日。といっても最後の1泊は機内なのでホテル宿泊は3泊、現地では丸々3日間観光ができました。今回就航したマニラ便のフライトスケジュールを見てみると……。

成田

GK41便:成田(19時40分)発~マニラ(23時25分)着
GK40便:マニラ(00時35分)発~成田(06時5分)着
※曜日によって若干異なります。

中部(セントレア)

GK95便:中部(20時30分)発~マニラ(23時35分)着
GK94便:マニラ(00時45分)発~中部(05時35分)着

関空(大阪)

GK81便:関空(20時30分)発~マニラ(23時35分)着
GK80便:マニラ(00時35分)発~関空(05時30分)着
※シンガポールからのジェットスター・アジア運航便3K764便/3K763便もあります。

【お詫びと訂正】初出時、到着地の記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

 ご覧のように、3都市とも夜出発して早朝帰国というスケジュール。ということは金曜日の夜に飛行機に乗って、土日の2日間たっぷり遊び、月曜日は空港から会社に出社すれば楽しい週末弾丸旅行ができちゃうワケ! ちなみにフィリピンとの時差はたった1時間。フライト時間は4時間30分ほど。さぁだんだん行きたくなってきましたわね、魅惑のマニラ!

マニラ便、気になる運賃料金は?

 残席数によって運賃が変わる空席連動型をとっているジェットスター。販売開始時が最も安い価格で、席が埋まっていくにつれてだんだん高くなるというシステムですの。ちなみにその最低運賃よりもさらにお得な価格で買えるラッキーフライデーセール(不定期ですが金曜日にスタートするのでこういう名前)などがあって、先ほどお話した沖縄便片道1900円がコレ!

ジェットスターは成田空港第3ターミナル。ちなみに私はバスは使わずいつも歩いちゃいます
イメージカラーのオレンジ色が目立つジェットスターのカウンター
マニラはジェットスター・ジャパンの国際線就航としては香港、台湾に続いて3都市目

 では今回就航したマニラ便の最低価格はいくらなのかといいますと、成田~マニラ線と中部~マニラ線が片道9000円から、関空~マニラ線が片道8500円からとなっています。すでに販売開始から1カ月以上経っているので現時点ではこの価格以上になってはいますが、フライトによっては片道1万5000円前後の表示になっている日も。いずれにしても早め早めの予約が一番お得に旅ができるコツということは間違いありません。

 ちなみに2016年夏期フライトで「Starter」という基本運賃を見てみると、例えば成田~那覇線は5940円が最低価格。そこから6890円、7490円……とだんだん上がっていって3万5590円が一番高い金額として設定されています。この金額でさえも既存のフルサービス航空会社で乗るよりは安いという“最低価格保証”を謳っているのがジェットスター。もし他社のWebサイトにジェットスターより安い価格のフライトがあった場合、コールセンターに電話すれば他社の金額から10%引きの値段で販売してくれるというのですからスゴイ! ちなみにこの最低価格保証にはいろいろ条件がありますので、利用前に必ずWebサイトで確認を。

天井の配線むき出し状態なこの第3ターミナルの雰囲気はなかなかカッコイイ
しまった、ジェットスターショップの写真を撮り忘れちゃった! これはAKIHABARA土産店
バスに乗り込んで飛行機まで。コレ、LCCではよくあること
この恒例の搭乗タイムで私はいつも記念写真。もちろんスムーズな搭乗が最優先です

とにかく前もって予約するのがおトク!

 ご承知のとおり、ジェットスターなどのLCCでは機内食は基本有料です。飲み物も有料で例えば「コカ・コーラ」や「お~いお茶」などは250円。サンドイッチ系の軽食は500円前後で用意されています。新幹線の車内販売みたいな感じですわね。

 それから受託手荷物や座席の指定なども有料。でもこれは決してサービスがわるいということではなく、使う人は使うだけ払い、使わない人は払わなくていいというローコストキャリア=LCCの基本理念に基づくスタイルなのです。

 と、ここでジェットスターの料金オプションについてもちょっとご説明しますわね。ジェットスターの運賃タイプは3つあって、基本の「Starter」、それにオプションである「ちゃっかりPlus」「しっかりMax」を追加すると、それぞれ「Stater Plus」、「Stater Max」となります。先ほど挙げた受託手荷物や座席指定、食事や払い戻しなど個々で有料になっているものをセットでまとめてポン! と払うことができるオプションが用意されているのです。

 どういう旅をするかによって人それぞれ違いがあるもの。一人旅だから座席の指定はしなくていいや、とか、行きは荷物が少ないから受託手荷物はないけど帰りはお土産で荷物があるから申し込んでおこうとか、いろいろと旅を組み立てていくことには楽しさがあるのも事実です。楽しいと思えない人はしっかりMaxのオプションを付けることをオススメいたしますわ~(笑)。

席についてほっとするひととき。離陸までジェットスターカフェのメニューでも見ていましょう

 さて今回わたくしは出発前に第3ターミナルで長崎ちゃんぽんと餃子のセットを平らげていたため、それほどお腹は空いていなかったのですが、プレスツアー一行には機内で使える1000円分のバウチャーが付いていました。わ~い♪ 付いているなら食べるべし! ということで“ベーグルサンドにしようかな、クロックムッシュもいいな。でも無難にホットドッグがいいかしら? でもやっぱりクロワッサンサンド?”とあれこれ悩んでいたら、いま挙げた4つはすべて売り切れ、マフィンしかご用意できなくて申し訳ございません、ですと。ガクッ! ま、これも旅の楽しみの一つと思いましょう。

濃厚チョコとマカダミアナッツのマフィン&コーヒーのセット(500円)と、あと500円分どうぞお使いくださいと言われてチョイスしたお菓子いろいろ
真夜中のマニラに到着。日本より1時間遅いので手元の時計の針を巻き戻します
SIMフリー端末ではないのでスルーしましたが、マニラの空港内で見かけたプリペイド式SIM売り場

 さてマニラのニノイ・アキノ国際空港 第1ターミナルに無事到着したプレスツアー一行。あとで聞いた話によるとこのマニラ便、就航以来かなりの搭乗率で好調のようですが、大半がフィリピンの方々の利用なんだそうです。日本に働きにきている人達の里帰りの足、そしてその人達に会いにくるお友達やご家族の利用などなど。確かにわたくしの席のお隣もフィリピン人と思われる親子でしたわ。そんなわけで入国審査のフィリピン人カウンターは長蛇の列、私たちが並ぶ“外国人”カウンターは超スムーズでストレスなしでしたよ。

夜なのに外は暑い! マニラは5月いっぱいくらいまで雨が少なく晴天が続くのだそう

おまけ

 マニラに着いたとき、同行の女性ライターさんのショルダーバッグからなにやら縞々の尻尾がチラチラと見えるんですの。

「そ、それはもしやジェッ太のぬいぐるみでは!?」

「そうなんです。バウチャーはカフェメニューだけではなくてグッズでも使えたのでお金足して買っちゃいました♪」

 がーん! わたくしもそうすればよかったですわー! 帰りの便ではなんとしてもジェッ太のぬいぐるみをゲットですわと心に決めた初日でした。

あっ!? アレはもしかして!?

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。