【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

九州の「おもてなし隊」が来場して「空行け!九州キャンペーン」をステージでPR

伝統舞踊や先住民文化の美しさを感じられる台湾ステージも紹介

2016年9月22日~25日 開催

九州おもてなし隊が九州観光をPR

 ツーリズムEXPOジャパンのホール内に3カ所あるステージのうちの一つ、東4ホールの奥に設けられているのが「Aステージ」では、9月24日に「観る」「ファミリー向け」に絞ってさまざまなステージが展開された。

空行け!九州キャンペーン

 九州に国内線を就航する航空会社、全15社が協力して行なっている「YOCA2 AIRLINES 空行け!九州キャンペーン」をPRするステージ。競合する各社が協力するという、これまでありそうでなかったこの試みは、2016年9月1日から2017年3月31日までのもの。今回のステージでは「おもてなし」をキーワードに、「魅せ隊」「食べさせ隊」「癒し隊」「楽しませ隊」からなる「おもてなし隊」や航空会社のCA(客室乗務員)が集まった。

 まず、九州おもてなし隊 隊長の空野舞子さんが「九州のよさをたくさん知っていただき、次のご旅行先として九州を選んでいただければと思います」と挨拶。

 熊本城おもてなし武将隊は「熊本は自然豊か、美味しいものもたくさん」、観光ガイドブロガー(長崎県観光振興課スタッフ)のともっちさんは10月から始まる「長崎デスティネーションキャンペーン」、宮崎の旅館「神仙」の女将 佐藤久美さんは「宮崎には多くの神話史跡がございますが、アクティビティも多く家族皆さんで楽しめる観光地です」とコメント。東京から約1時間半で着くことができる九州各県をアピールした。

 また、今年の4月に地震の被害を受けた熊本県女将の会は「皆さま方の温かいご支援のおかげで復旧、復興に取り組むことができ、日常を取り戻すまでとなりました。一部、被害が大きかった地域については避難所生活などまだまだ支援が必要な箇所もございますが、多くの観光地、温泉地ではお客さまを迎えることができるまでになりました」と、秋から冬にかけての旅行先としてぜひ遊びに来てほしいと話した。

 最後に航空会社のCAによるPRとクイズ大会が行なわれた、クイズ大会は九州にちなんだもので「日本3大松島の一つである熊本県天草地域で、98%の遭遇率で出会うことができるカワイイ動物は?」などの問題が出題された。

おもてなし隊 隊長の空野舞子さん
九州観光推進機構キャラクター「キューちゃん」
全10名で構成される熊本城おもてなし武将隊。この日は手前から小西行長、細川忠興、森本義太夫の3名が来場
ポスターだけでなくともっちさんの帯にも大浦天主堂
旅館「神仙」の女将、佐藤久美さん
熊本県女将の会は会場と一緒に「元気バイ、くまもと」と唱和
航空会社によるPRとクイズ大会を実施
JAL(日本航空)は「JAL SKY NEXT」を紹介
ANA(全日本空輸)は「ANAスカイホリデー でかけよう九州」をPR
シートモニター付きのゆったりとした座席が特徴のスターフライヤー
ボーイング 737型機で運航する「日本で一番新しいLCC」とSpring Japan(春秋航空日本)
九州本土と離島を結ぶオリエンタルエアブリッジ。飛行高度が低く、機内からハウステンボスや軍艦島などが楽しめるとPR
クイズの正解者には各社からプレゼントが贈られた

台湾オリジナルダンス

 台湾観光舞踏チーム「Time for Taiwan」による、台湾の伝統舞踊や先住民文化を継承しつつ現代のエッセンスを採り入れたオリジナルダンスパフォーマンス。

 自陣の旗を獲り士気を高めていく「フラッグダンス」、陽光降り注ぐ茶畑から獲れたての薫り高い台湾銘茶を楽しみ味わう様を表現したダンス、春を迎え開花した花から花へ飛び交う台湾の蝶たちの幸せの様子を表現した「花に恋する蝶」、朝靄に咲く台湾の花の幻想的で美しい様を表現したダンス、竹を使い台湾先住民族たちの熱情と喜びを表すリズミカルで軽快なダンスの計5曲を披露。美しく鮮やかな衣装と見事なパフォーマンスが会場を魅了した。

台湾観光舞踏チームによるダンスパフォーマンス
旗を使ったフラッグダンス
台湾銘茶を楽しみ味わう様を表現
花と蝶の舞を表現した「花に恋する蝶」。朝露に咲く花の幻想的なイメージを表現
先住民族のエッセンスを採り入れたバンブーダンス