ニュース

東武鉄道、特急「りょうもう」を台鉄自強号「普悠瑪」カラーに変更

2016年6月17日新デザイン登場

「普悠瑪」のカラーのイメージ

 東武鉄道は5月12日、東京・浅草と群馬・栃木方面を結ぶ特急列車「りょうもう」に使用している200型1編成について、6月17日から塗装を台鉄(台湾鉄路管理局)の自強号「普悠瑪」のカラーに変更すると発表した。

「普悠瑪」のカラーになった東武鉄道200型
台湾・台北駅にある東武鉄道のPRコーナー

 台鉄と東武鉄道は2015年12月に友好鉄道協定を結んでおり、観光交流の増加を図るために行なうもの。台湾の人にも「りょうもう」に親しみを持ってもらいたいという狙いがあり、りょうもうの行き先である足利、館林、大田、赤城方面への誘客を図る目的がある。

 もともと白に赤いライン入っていたりょうもうは、白地に普悠瑪と同様の赤いラインとローマ字で「Ryomo」を描き、台鉄と共通デザインの記念エンブレムや今年の干支である「猿」のマークも掲出する。

台鉄と共通デザインの記念エンブレム
今年の干支である猿のマーク。普悠瑪に掲出されているものと同じとした

 普悠瑪のカラーは1編成のみで6月17日から開始し、当面の間として特に期限を定めていない。記念エンブレムと猿のマークは12月31日までの掲出となる。

 普悠瑪のカラーの編成は6月17日から運行するが、浅草駅発11時20分発のりょうもう13号では、出発式を行なう予定という。

台鉄の自強号「普悠瑪」TEMU2000型
側面には台鉄の略称の「TRA」が描かれる
こちらは元のカラーの「りょうもう」

(編集部:正田拓也)