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道南いさりび鉄道開業記念出発式とはこだてライナー出発式を同時開催
北海道新幹線開業と同時に誕生
(2016/3/28 22:15)
- 2016年3月26日 開催
3月26日の北海道新幹線開業と同時に誕生した会社が道南いさりび鉄道になる。道南いさりび鉄道は、JR北海道(北海道旅客鉄道) 江差線が北海道新幹線の並行路線となるため第三セクターとして設立され、所有路線は五稜郭駅~木古内駅(37.8km)。函館駅~木古内駅で旅客列車の運行を行なうほか、青函トンネルを走る貨物列車の路線として使用される。
3月26日にJR函館駅で行なわれた開業式では、JR北海道 代表取締役社長 島田修氏、道南いさりび鉄道 代表取締役社長 小上一郎氏が主催者として挨拶。北海道新幹線の開業式を終えた国土交通大臣 石井啓一氏、北海道知事 高橋はるみ氏が駆けつけ、来賓として挨拶を行なった。
道南いさりび鉄道の旅客列車は、函館駅~木古内駅を1日1往復、函館駅~上磯駅を1日2往復運行するローカル線だが、北海道と本州をつなぐ唯一の在来路線となり、数多くの貨物列車が運行される。JR北海道 島田社長、道南いさりび鉄道 小上社長、石井国交大臣、高橋知事の挨拶は、いずれもこの貨物輸送に触れ、日本の大動脈としての役割があることを紹介した。
出発式は、道南いさりび鉄道の一番列車(12時00分発 地域情報発信列車 ながまれ号)と、新函館北斗行き はこだてライナーの出発時刻(11時53分)が近いことから、はこだてライナーを先行して実施。定刻にはこだてライナーを送り出したあと、道南いさりび鉄道も定刻に送り出した。
出発式終了後の函館駅コンコースには、新党大地代表の鈴木宗男氏が登場。地元選出の国会議員として出発式に参加した衆議院議員 鈴木貴子氏と、親子で記念写真に応えていた。